カラオケや給食事業など「多角化」のシダックス
カラオケや給食事業など「多角化」のシダックス、印刷会社から外食に「業態変革」のヴィアHDIどちらの道が正解?

シダックスの業務分野は幅広い。トヨタ自動車北海道や朝日新聞東京本社などの社員食堂も運営すれば、九州大学病院などの患者食も手がける。米国を中心にレストランも展開している一方で、官公庁などの自動車・送迎バスの運行管理から保守までを請け負う受託事業も進めている。

カラオケルームの運営もシダックスの主要事業。従業員は0.8人と運営はパート主体ながら、資産価値が1億1800万円の店舗に1日に285人を集客。そんな店舗を全国に300ほど構え、合計では年間3200万人弱のカラオケ愛好家を集客。
1店舗1日平均売上高は43万円強。これがシダックスのカラオケルームの状況だ。

1934年の独立開業から、2001年に外食サービス事業に参入したのがヴィアHDだ。以後、積極的に買収を手がけるなどして外食事業にシフト。11年度、子会社の暁印刷が担う印刷事業の売上高は、グループ全体の売上高の10%を切るに至っている。印刷会社から外食企業への転身である。

ヴィアHDが運営している店舗は、居酒屋の「備長扇屋」「うおや一丁」「北の家族」、炭焼専門店の「日本橋紅とん」、お好み焼の「ぽちぽち」、中華の「双革亭」など。FC加盟店を除いた直営店舗は525を数え、店舗合計従業員は756人、店舗資産価値は108億円強。単純計算では1店舗平均の資産価値は2063万円、それを従業員1.4人で運営していることになる。

シダックスとヴィアHDの両グループは、東日本大震災にともなう店舗被災などもあって、10年度の決算は最終赤字を余儀なくされたが、営業収支はどうだったのか。
シダックスはカラオケの利用や給食の提供など1000円の販売につき22円の利益。

ヴィアHDはビールやおつまみ1000円の売上につき16円の営業利益だった。
両グループとも、どうにか営業利益を確保したという水準にとどまっているが、原価率と経費率は対照的。シダックスの原価率は高く、対照的にヴィァHDは経費率の割合が高い。シダックスは店舗の運営や厨房関連に要する費用を原価に、ヴィァHDは店舗従業員の人件費の多くを経費に組み入れていることなどが要因と推定される。


 



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