点字カラオケなどユニバーサルに進化していくカラオケ

2008年、エクシングで「点字カラオケ」が発売された。これはカラオケの歌詞表示に合わせて、ピンディスプレイと呼ばれる器具上に点字が自動的に現れる仕組みである。

エクシングと共同開発を行った日本テレソフトの社長・金子秀明氏によると、視覚障がい者にとって音楽や歌は、耳を使って楽しむものであり娯楽の中心的なものであるが、今までのカラオケは歌詞の表示はあくまでも画面上のもので、視覚障がい者がカラオケを楽しむには、唄いたい歌を記憶していくか、点字による歌詞カードを用意するか、健常者に付き添ってもらい、次の歌詞を耳元でささやいてもらいながら唄うといったサポートを必要とするものだった。

そこに一歩踏み込んだのが、点字カラオケである。これが実現化されたことにより、視覚障がい者にも、よく知らない新曲を歌詞を追いながら唄うという、カラオケならではの楽しみがひろがることになるだろう。

ユニバーサルデザインが提唱されて以後、さまざまな差や障がいを超えて、多くの人が幅広く使えるようなデザインのものが生み出されているが、その波はカラオケにもやってきた。カラオケボックスでの試みもあり、シダックスのボックスでは車椅子対応の配慮がされた設計になっている。