1.吹奏楽部で使う楽器の多くが全員での練習は欠かせない
吹奏楽に用いられている楽器の多くが、独奏よりもアンサンブル合奏の分野で需要があるわけで、全員での練習は欠かせない、それはわかるとしても、音楽の勉強はどうしても先生と一対一で学ばねばならない事柄があるのです。このところを、指導者の先生もあなたも、よく考えておく必要があるでしょう。

一般的に、三年次のコンクールが済んだら休部というシステムもあるようですが、楽器以外の勉強をそれから始めても遅いのです。もっとも現今では独奏の能力が高ければ音楽大学に合格してしまい勝ちですが、吹奏楽部出身の人は、どうしてもいずれは指揮者、指導者になる公算が強いのです。

編曲もしなければならないでしょう。プログラムの解説も書くことになるかもしれませんね。その場その場でしのいでいく生き方もありますが、かなり悲惨ですよ。ここは何とか、吹奏楽部の先生や部員たちに訳を話して協力してもらってください。

あるいは、どうしても中学・高校の間は部活動を優先したい、友人を裏切れないと言うのなら、浪人覚悟で打ち込んでください。その上で音楽大学に合格したなら、それはおめでたいことですが、後輩たちに自分は他の勉強をしなくても合格したなどと吹聴しないでほしいものです。ただ運が良かっただけなんですから…。


この記事を見た人は、下記にも注目しています!