息を吸う
声を出すために、いちばん大事なのが呼吸。呼吸は大きく分けて息を「吸う」、息を「吐く」のふたつの動きがあります。

息を吸うには、お腹に空気を入れるように吸う腹式呼吸と肺に空気を入れるように吸う胸式呼吸の2通りが中心です。

そして、とくに歌を歌うときには腹式呼吸が大切。腹式呼吸は、大きく、しっかりと声を出すときに役立ちます。逆に、小さくひそひそ話をするときには、胸式呼吸を使うといいでしょう。→腹式呼吸で歌が格段上達!できない人のための必ずできる練習方法

息を吐く
息を吐き出すやり方は、主に次の3通り。のどから勢いよく吐く、静かにゆっくりと吐く、そして鼻から息を吐くという動きです。息の吐き方によって、声の質や大きさが変わってきます。

声帯の動き
声帯とは、のどの奥にある「ひだ」のこと。声帯を空気で震わせることで、初めて声が生まれます。 声帯には、開いて閉じる動き、そして伸びて縮む動きがあります。つまり声帯を「開いて伸ばす」「開いて縮める」「閉じて伸ばす」「閉じて縮める」、という4通りがあるわけです。

大まかに言えば、声帯を伸ばすと高い声、縮めると低い声になり、開くと声が伸び、閉じると短く切れる声となります。

口と唇の動き
口は縦横に自由に動きます。それぞれのカタチによっていろんな声が出ますが、大きく分ければ2タイプに分けられます。

唇と横に広げると「アー」「エー」「イー」というよく響く声になり、狭めれば「オー」「ウー」というソフトに響く声となります。 さらに、舌などを使うことで、声の質が変わったり発音が作られたりするわけです。


歌を歌うときはもちろん、すべての声を出すときの基本となる、正しい口の開け方を紹介します。正しく口を開けられると、綺麗な声が楽に出せるようになりますので、ぜひ覚えておいてください。

皆さんはあくびをしますよね。あくびを我慢するときには、口を開けなくても息を吸いながらのどを思いきり開いて、口の奥に空間を作っているはずです。実はこのあくびを我慢するときの「ファーア」という口の形こそが、声を出すときの正しい口の開け方。声を出すときには、いつもこの形を意識するようにしましょう。

最後に、この口の形をうまく作れる簡単な方法を伝授。まず割っていない割りばしを2膳用意します。そして、それぞれの割りばしの太い方(手で持つ側)を縦にして、口の両端にくわえましょう。これだけで口の奥に空間ができて、あくびのときと同じ正しい口の形になります。


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