有名なアニメソングのことを見てなくてもわかる解説付き一覧
目次
あ行
TVアニメ「あしたのジョー」OP
あしたのジョー
歌:尾藤イサオ
作詞:寺山修司
作曲:八木正生
編曲:八木正生
「サンドバッグに浮かんで消える」太い声質を活かした本曲で、俳優・尾藤イサオは一気に知名度を上げた。なんせ現在の彼のブログも「尾藤いさお公式ブログ・あしたのジョー♪」である。♪マークを付けるとジョーもめっきり軽くなるなぁ。それはともかく寺山修司・作詞による本曲は、実にジョーのハングリー精神をストレートに描いており、「親のあるヤシぁ、国に帰れ!」とかなりの人々を置いてけぼりにする。
同年に放映していた作品が「のらくろ」や「いなかっぺ大将」といった中、明らかに子供向けではないアニメとして絶大なインパクトがあった
TVアニメ「あしたのジョー」二期ED
力石のテーマ
歌:ヒデタ樹
作詞:寺山修司
作曲:八木正生
編曲:八木正生
原作高森朝雄(梶原一騎)&作画・ちばてつやによる本作は言わずと知れたボクシング漫画の金字塔だが、EDに使用された本曲は再放送版ではカットされていたため、聴いたのは比較的遅かった。作詞は詩人の寺山修司。今聴くとちょっと「あれ?力石ってこんなキャラだっけ?」と思ってしまうようなフレーズがちらほら見える。「月に吠えて、ひとり」の後、ヒデタ樹のソウルフルな叫び声は力石らしからぬ熱さであるが必聴!そもそもEDが丸ごとライバルキャラの歌になっているというのも凄い。力石徹の人気がいかに高かったかうかがえよう。
TV特撮「宇宙刑事ギャバン」OP
宇宙刑事ギャバン
歌:串田アキラ
作詞:山川啓介
作曲:渡辺宙明編曲:馬飼等恵一
代表作ともいえる本曲は、82年製作の変身ヒーロー番組主題歌で、当時の新聞では子供向け番組というより「全く新しいSFドラマが始まる!」と宣伝されていた。「仮面ライダー」のように従来のシリーズに頼らないスタイルで巨額を投じて製作された斬新なヒーローなのである。大場健二演じる主人公・一条寺烈が0.05秒で「蒸着」する変身シークエンスのかっこよさは他の追随を許さない。シリーズ後半はギャバンの父・ボイサーとして干葉真一がゲスト出演し、物語的にも子供向けとは思えないほどの盛り上がりを見せ、後に「メタルヒーローシリーズ」といわれる新たなシリーズへと繋がっていく。特に41話以降は必見。「ヨロシク、勇気!」のフレーズは神!
TVアニメ「宇宙戦艦ヤマト」OP
宇宙戦艦ヤマト
歌:ささきいさお、ミュージカル・アカデミー
作詞:阿久悠
作曲: 宮川泰
編曲: 宮川泰
主題歌及びBGMは作曲の宮川泰によるフルオーケストラで製作され、音楽畑にいた西崎らしく楽曲にも相当のこだわりが見られる。当時のヤマト主題歌レコードをとあるオーディオマニアがン百万するスピーカーで聴いたところ、幼い頃より何度も聴いたはずの曲の中に、普通のスピーカーでは再現できないような音まで入っていたというから凄い。歌詞の中に「この番組はこういう物語である!」と全て盛り込み、悲壮感漂う前半から、未知への勇気に溢れる後半にかけてボルテージはMAXまで上がり、メインタイトルを歌い上げる。そして、その高揚感冷めぬうちに川島和子のスキャットが美しく挿入され、静かな余韻を心に刻む、まさに至高かつ究極の「キング・オブ・アニソン」と断言したい。
TVアニメ「宇宙戦士バルディオス」挿入歌
立て!バルディオス
歌:たいらいさお
作詞:保富康午
作曲:羽田健太郎
編曲:羽田健太郎
「題名のない音楽会」の司会やシュウマイのCMなどでオタクならずともお馴染みの作曲家、ハネケンこと羽田健太郎。アニメ作品としては「マクロス」や「テクノボイジャー」「ムーの白鯨」などを作曲。雄壮かつダイナミックな曲調で、劇伴共に印象に残るメロディを数多く作り上げた。そんなハネケンアニメの先駆的作品となったのが「宇宙戦士バルディオス」だ。度重なる放送時間の変更や玩具の売上不振により、最終回は全てが水没して人類滅亡という「打ち切りアニメ」としても有名なバルディオスは、楽曲のほとんどが未だにCD化されておらず、いろいろな意味で恵まれていない作品である
TV特撮「ウルトラマンタロウ」挿入歌
ウルトラ六兄弟の歌
歌:武村太郎、少年少女合唱団みずうみ
作詞:阿久悠
作曲:川口真
編曲:川口真
本曲は挿入歌だが主題歌と同じく作詞を阿久悠が担当。当時ヒットメイカーで多忙な阿久悠は、偶然、息子の名前が「太郎」だったため、父親として尊敬されたいと思い作詞を担当したらしい。カラオケで歌う時はぜひとも6人で手を重ねながら「宇宙に平和が来るまでは?」と合唱してほしい。ウルトラ兄弟よ、永遠なれ!
TVアニメ「エースをねらえ!」OP
エースをねらえ!
歌:大杉久美子
作詞:東京ムービー企画部
作曲:三尺郷
編曲:三沢郷
「週刊マーガレット」の少女スポ根といえば本作。あらゆるスポ根漫画の要素が詰まっているが、いわゆる魔球のようなものは存在せず、勝負に対する精神論などがメインとなった名作。そして岡ひろみを育てた鬼コーチ・宗方の命日となったのがこの日。OP映像は出崎統演出の特徴ともいえる止め絵やシルエットが多用され、女子ばかりでなく男子にも受けの良い仕上がり。
続編である「新・エースをねらえ!」もハモリが美しい名曲「デビルマン」でもお馴染みの三沢郷サウンドを堪能しよう。
TVアニメ「おねがいマイメロディ」OP
オトメロディ
歌:高橋美佳子
作詞:山田ひろし
作曲:渡部チェル編曲:渡部チェル
キティやキキ&ララと同じくサンリオのキャラクターであるメロディの誕生30周年として製作された本作は、ファンタジー世界のマイメロやクロミとのギャグや魔法バトルにプラスして現実世界でのキャラとの交流も描き、小学生女子だけではなくオタクにも充分アピールした成功作である。
その魅力はこの曲に集約されているといってもイイだろう。好きなコに憎まれ口を叩いてしまい落ち込んだ女の子の心情を「ひとりになって落ち込んで枕パンチ」と巧みに描写したり、絵文字を使用した歌詞も凄いが、テンポの良い前半から「届け、マイメロティ」とサビに移る時の爽快感は平成女子系アニメではピカイチであろう。ちなみにパンクラスの北岡悟選手は大のマイメロファンであり、作品中にゲスト出演もしているが、やはりこの曲の魅力が大きいのでは?
TVアニメ「新オバケのQ太郎」OP
オバケのQ太郎
歌:堀絢子&ニューロイヤル
作詞:東京ムービー企画部
作曲:山本直純
編曲:山本直純
鉄腕アトム放送以来、子供番組の主流であったヒーロー物に取って代わり、日常ギャグアニメの「オバQ」が大ヒットとなったのは65年の出来事。とにかくグッズ、レコードなどの関連商品がバカ売れし、67年に改築になった小学館ビルは「オバQビル」と呼ばれるほどであったという。なんせその当時の「オバQ音頭」が40年経った現在でも町内会の盆踊りでかかっているのである。これは凄すぎる(笑)。Qちゃんの声を担当した堀絢子が歌う「新オバQ」(71年放映)も有名だが、東京ムービー製作・カラー版のOP映像は今見ても最高の映像センスだと思う
か行
劇場アニメ「風の谷のナウシカ」イメージ
風の谷のナウシカ
歌:安田成美
作詞:松本隆
作曲:細野晴臣
編曲:細野晴臣
宮崎駿を広く認知させた本作。徹密かつ壮大なファンタジー叙事詩を2時間足らずの映画にムリヤリまとめた印象ではあるが、金田伊功など名アニメターの競演が楽しめる。そしてイメージガールとして選ばれたのが安田成美。当初、映画の主題歌として考えられていた本曲は、安田の独特な…というか微妙すぎる歌唱力によってイメージソングに留まった。曲自体は松本隆作詞、細野晴臣作曲となかなかの名曲なので、オリジナルに囚われず自由に歌うもよし、安田の歌を真似るもよし、である。
TV特撮「仮面ライダー」OP
レッツゴーライダーキック
歌:藤岡弘、メール・ハーモニー
作詞:石ノ森章太郎
作曲:菊池俊輔
編曲:菊池俊輔
「迫るショッカー、地獄の軍団」菊池俊輔のスリリングなイントロから始まるこの曲を知らない方はいないであろう。9年に放映開始、OPを歌うのは1号ライダーこと本郷猛を演じた役者バカ藤岡弘である。一説には低予算番組であったため歌手経験のない藤岡を起用したともいわれている。当初は「怪奇ドラマ」として吸血蛎輻などをモチーフにしたダークな雰囲気が多かったが、撮影中に藤岡が負傷し現場を離れ、代役として一文字隼人・佐々木剛が登場して以降、変身ヒーロー物として人気を確立していく
TVアニメ「空手バカ一代」OP
空手バカ一代
歌:大安蓮、パイオニア児童合唱団
作詞:梶原一騎
作曲: 平尾昌晃
編曲: 小谷充
冒頭、「これは実話を元にしたノンフィクションである」と書かれているが、あまり鵜呑みにしてはいけないというのが定説。だがココは敢えてのつかって、拳を握りしめて読んでほしい(笑)。アニメ版は、原作とは異なるエピソードを織り交ぜ、よりヒーローらしい物語となっているが、OPは原作通り一筋な思いが爆発する正調軍歌系アニソン。本編中やEDに挿入される極頁空手の実写映像も見所のひとつ!
TV特撮「がんばれ!ロボコン」一期OP
がんばれ!ロボコン
歌:水木一郎、山上万智子、コロムビアゆりかご会
作詞:石ノ森章太郎
作曲:菊池俊輔
編曲:菊池俊輔
1期OPの本曲は水木一郎がコミカルさもプラスして熱唱し、イントロでは燃えるド根性を高らかにプラスが表現した後、明るく転調して「デンデンガンガン!」と続くハイテンションな菊池節アニソンである。間奏の浪花節も聴き応え充分。ほぼ毎回「0点」のロボコンだが、最終回では子供たちのために一人で公園を作り上げ、史上最高の500点をもらう。これって黒澤明の「生きる」が元ネタ?
TVアニメ「機動戦士ガンダム」OP
翔べ!ガンダム
歌:池田鴻
作詞:井荻鱗
作曲:湾刀濤夫
編曲:松山祐士
現在ではリアル系ロボとして捉えられることの多いガンダムだが、本曲を改めて聴くとガンダムとは紛れもなくマジンガーZ等の流れを汲むスーパーロボットであると再確認できる。なんせ出だしが「燃え上がれ!燃え上がれ!」だ。そもそも「肉親の残した、敵メカよりも明らかに性能の良いロボットで戦う主人公」なんてスーパー系の王道パターンだし!
劇場アニメ「機動戦士ガンダム」イメージ
スターチルドレン
歌:やしきたかじん
作詞:井荻麟
作曲:やしきたかじん
編曲:飛澤宏元
やじきたかじんといえば「たかじんのそこまで言って委員会」などの毒舌司会で有名だが、80年代のガンダムブームを体験した40代後半のオッサンにとっては紛れもなく「ガンダムの歌を歌ってた人」なのである。関西ではお馴染みのグラサンでよくしゃべる姿と「ガンダム」。若い人には全く接点が感じられないだろうが、1981年の劇場版「機動戦士ガンダム」の主題歌「砂の十字架」を歌い、しかも13万枚の大ヒット。当時はアニメソングが一般曲のランキングに入るなんて極めて稀で、沢田研二の「さらば宇宙戦艦ヤマト」の主題歌「ヤマトより愛をこめて」ぐらいしかなかった。
TVアニメ「機動戦士ガンダムSEED」一期OP
INVOKE
歌:T.M.Revolution
作詞:井上秋緒
作曲:浅倉大介
編曲:浅倉大介
「宇宙世紀シリーズ」
以降、初のシリーズ作品ガンダムとなった。OPは他にも「moment」「Realize」(玉置成美)が1クールごとに変更され、いずれも本編とシンクロしている歌詞が多く一般曲ではあるがキチンとアニソンにも仕上がっています。そういえばT.M.Rの西川責教はミゲル・アイマン役で声優出演もしていましたつけ。カラオケでは「覚悟はある、僕は戦う」と歌う前に言おう!
劇場アニメ「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙」主題歌
めぐりあい
歌:井上大輔
作詞:井荻麟、売野雅勇
作曲:井上大輔
編曲:駕巣詩郎
この曲のラストに書かれた「誰も一人では生きられない」というフレーズは、子供番組と侮ることなく常に作品に対して人間ドラマを描いてきた當野監督の人生訓を感じる名フレーズ。数々のアニソンで綴ってきたが「ガンダム」における宇宙世紀が続くように、まだまだ名曲は星の数ほどあるのは皆様ご存じの通り。
TVアニメ「キャンディキャンディ」OP
キャンディキャンディ
歌:堀江美都子、ザ・チャープス
作詞:名木田恵子
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士
渡辺岳夫の最高傑作といってもいい本曲は堀江美都子がキュートに歌い上げ、120万枚を超えるヒットとなった。レコーディングに現れた堀江に「この曲は100万枚いくよ」と自信たっぷりに渡辺が語った話は有名。田中公平の分析によると歌の肝は「泣きべそなんか、さよならね」の「ね」の部分。曲のイメージがガラリと明るく変わる重要部分なので思い切りキュートに決めたい
TVアニメ「キューティーハニー」OP
キューティーハニー
歌:前川陽子
作詞:クロードQ
作曲:渡辺岳夫
編曲:小谷充
「この頃流行りの女の子方」といえば、キューティーハニー・映画、実写、アニメ問わずリメイクされたが、この曲だけは不変であることからも、いかに渡辺岳夫の本曲が素晴らしいアニソンであるかわかるであろう。パンサークローの求める空中元素固定装置(あらゆる物質を具現化できるって神様に近い能力だよなぁ)を利用したアンドロイドであるハニーは、開発者如月博士の娘が将来なりたかった職業に七変化し、悪と戦う。変身シーンでは丸裸になりお色気満載のこのアニメ、リアルタイム時にガキんちょだった方は観るのが本当に恥ずかしかった(笑)。それでも気になってしょうがないアニメだったのは、言い訳するわけではないがやはり如月ハニーの可愛さと本曲の素晴らしさがあったのではないだろうか?
本曲は前述の通り、幾度もアレンジを変えてリメイクされているがメロディラインの美しさ、そして時代を超えて色あせないキャッチーな歌詞は、どのバージョンも素晴らしい完成度である。
TVアニメ「巨人の星」OP
ゆけゆけ飛雄馬
歌:アンサンブルボッカ
作詞:東京ムービー企画部
作曲:滝切扁夫
作品的にも私生活的にも漫画原作界の首領・梶原一騎。数限りない代表作から一曲に絞るのは難しいが、誰もが認める出世作である本曲を推したい。「思い込んだら試練の道を」で始まる本曲を「重いコンダラ(グラウンドなどをならす整地ローラーと勘違い?ちなみに実際のOP映像にローラーは登場していない)」と誤解していたという間抜けなエピソードや、瞳の中に炎が燃える表が面白い。
TVアニメ「金色のガッシュベル!」一期OP
カサブタ
歌:千綿ヒデノリ
作曲:干綿偉功
編曲:渡部チエル
作詞・作曲・歌を担当した千綿ヒデノリは「デジモン」シリーズでも担当している。歌い手こそ違うが両作品の持つ爽快感が共通しているのも納得である。第2期OP「君にこの声が届きますように」、第3期OP「見えない翼」は「獣拳戦隊ゲキレンジャー」でも熱い歌を披露した谷本貴義。挿入歌としては、ファルゴレの歌う「チチをもげ!」とベクストリームの「ベリーメロン」がオススメ!
TVアニメ「銀河鉄道999」OP
銀河鉄道999
歌:ささきいさお、杉並児童合唱団
作詞:橋本淳
作曲:平尾昌晃
編曲:青木望
雄大なささきいさお節が堪能できる名フレーズ。バックコーラスのハモリも習得しておきたいところ。作詞は作曲家すぎやまこういちの元弟子であり、平尾とのコンビでは「カナダからの手紙」、アニソンとしては「北の狼南の虎」や、これまた名盤である「ルパン3世力リオストロの城」主題歌「炎のたからもの」(本曲と聞き比べるとそこはかとなく共通点がみえる…かな?)、そして一般ではブルーライトヨコハマや「亜麻色の髪の乙女」で有名な橋本淳が、慕情たっぷりに銀河鉄道の世界の構築に成功している。
世間的にはクリスマス・イブの夜、はるかなる大銀河を思い浮かべながら、この曲を聴くのも一興ではないだろうか?
TVアニメ「金田一少年の事件簿」一期OP
CONFUSED MEMORIES
歌:円谷憂子
作詞:MARC
作曲:久保こーじ
編曲:久保こーじ
「事件の謎は俺が解く、ジッチャンの名にかけて!」でお馴染みの金田一少年、日テレ系では「体は子供、頭脳は大人」な某名探偵と並びの時間帯で放送された。シリーズディレクターに「ドラゴンボールZ」「蒼き伝説シュート!」の西尾大介、キャラデザインに聖闘士星矢の荒木伸吾というなかなかの布陣。改めて聴くと映像だけではなく、楽曲自体も結構推理モノのOPしている。タイアップ全盛の本作は、ともさかりえ、鈴木紗理奈、広末涼子とメジャータレントが参加していることでも有名だ。
TVアニメ「キン肉マン」2期OP
炎のキン肉マン
歌:串田アキラ
作詞:森雪之丞
作曲:芹澤廣明
編曲:奥慶一
原作担当の嶋田隆司が小学生時に描いた漫画を、作画担当中井義則とタッグを組みリメイクしたところ、そのまま小学生を中心に愛され一大ブームを巻き起こした。いやはや物凄いサクセスストーリーではないか。ドジで、間抜けで、いわゆる三枚目ヒーローだが、ヤル時はヤル!といった主人公を「なんだかわからんほどかっこよくしちゃえ!」とばかりに本曲がかっこよく多盛り上げることに成功している。R&Bのバンドをやりつつ「太陽戦隊サンバルカン」「宇宙刑事ギャバン」と熱いヒーローソングを歌った串田アキラが、パワー溢れるキン肉マンをあくまでもヒーローとして讃えつつ歌い上げた名曲だ。「ああ心に愛がなければ、スーパーヒーローじゃないのさ」という歌詞には、80年代に失われつつあったヒーローへの憧れに涙が出る。もちろん冒頭の「M・U・S・C・L・E・マッスル」は全員で声高らかに叫んでおきたい!
劇場アニメ「クレヨンしんちゃんヘンダーランドの大冒険」メインテーマ
SIX COLORS BOY
歌;雛形あきこ
作詞:麻倉真琴
作曲:浅倉大介
編曲:浅倉大介
今や一児の母である雛形あきこも人気絶頂時にアニソンを歌っていた。基本的にタイアップアップソングファンの間では評価が低くなりがちだが、この曲は「クレしん映画は完成度が高い!」とファンの間で評判になり始めた頃の作品(特に後半のチェイスシーンの作画&演出はその評価を不動のものとした)。リピートして観るファンは知らず知らずのうちに覚え、「なかなかイイ曲じゃん」と洗脳されてしまったハズ。「オトナ帝国」(クレしん映画ソングでは、この時の挿入歌「今日までそして明日から」も押さえておきたい、そして「青空侍」こと「戦国大合戦」とクレしん映画はどんどんボルテージが上がっていくのだが、まずは本作でちょっとダークな魔法の世界を体感してほしい
アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」OP
ゲゲゲの鬼太郎
歌:熊倉一雄
作詞:水木しげる
作曲:いずみたく
「朝は寝床でグーグーグー」でお馴染みの主題歌は、毎回リメイクごとに新バージョンが発表される定番曲。30代後半の人は初カラーとなった2期別年版の映像がまず浮かぶだろう。爆煙をあげて下駄が飛ぶアップテンポな吉幾三の3期、色調もダークで素晴らしい憂歌団の歌うブルース全開の4期、泉谷しげるがジャジーに歌い上げる5期なども捨てがたい。第2期ED「カランコロンの歌」での黒と原色を多用したコントラストの美しさも必見!
TV特撮「月光仮面」OP
月光仮面は誰でしょう
歌:近藤よし子、子鳩ぐるみ会
作詞:川内康範
作曲:小川寛興
「憎むな、殺すな、赦しましょう」白覆面にサングラス、日蓮宗の出身である川内康範が月光菩薩をモチーフに生み出した正義の味方が、初めてお茶の間に現れたのは昭年のこの日。その後もアニメ版・劇場版リメイク版・ギャグ版なども製作され、永井豪による「けっこう仮面」などのパロディ作品をも生み出す。「どこの誰かは知らないけれど、誰もがみんな知っている」というフレーズは、まさしく日本人の常識といえよう。
TVアニメ「ゲッターロボ」OP
ゲッターロボ!
歌:ささきいさお
作詞:永井豪
作曲:菊池俊輔
編曲;菊池俊輔
「若い命が真っ赤に燃えて…」変形合体ロボの元祖である「ゲッターロボ」が、自動車の玉突き事故から着想を得たというエピソードは石川賢のサービス精神からくるジョークかもしれないが、「マジンガーZ」をヒットさせた戦友・永井豪もマジンガーを「車が巨大になって渋滞を跨いでいければいいのに」というところから着想を得たと語っているのでダイナミックプロというところはホンのわずかなアイデアから世界をどんどん拡げていく才能に満ちていると思わざるを得ない。
アニメ「ケロロ軍曹」一期OP
ケロっとマーチ
歌:角田信朗、いはたじゆり
作詞:もりちよこ
作曲:沢田完
編曲:沢田完
藤子F作品をオマージュしつつ、ガンダム・アストロ球団お子様だけでなくオタクのハートもキャッチした本作。財津一郎&ゆうこりんによるデュエットで「帰ってきたケロっとマーチ」も作られた。タイトル通りベースは軍歌マーチ!歌った後には「どつかれさん!」と労をねぎらおう。
TVアニメ「剛Q超児イッキマン」OP
いくぜ!イッキマン
歌:樋浦一帆
作詞:森雪之丞
作曲:フランキーT
編曲:矢野立美
前番組で人気を博した「キン肉マン」、そして前年のタイガース優勝を受けて製作された本作は、野球と格闘技とドッヂボールを合わせたバトルボールという近未来のスポーツを舞台にした熱血作。名投手・沢村栄治の子孫である沢村一気は、ドジでおっちょこちょいだがやる時はヤル!という主人公。作詞においても「キン肉マン」で三枚目ヒーローアニソンを生み出した森雪之丞。アイドル作詞を数多く手がけ、軽妙な中にもかっこよさを取り入れた歌詞は、後に「ドラゴンボールZ」OP「CHA-LA HEAD-CHA-LA」と、アニメ版「悪魔くん」のOP等でも垣間見ることができる
TVアニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出署」五期OP
おいでよ亀有
歌:両津勘吉とこち亀うぃ~ん合唱団
作詞:ラサールル石井
作曲:樹雷俊彦
編曲:佐橋俊彦
「ジャンプ」での連載開始から20年経ってようやくTVアニメ化。本誌でも途切れることなく連載中という怪物作品(笑)。アニメのほうも8年というロングランだけにOPは7回チェンジし、なかでも本曲は実に「少年時代の両さんらしい」歌詞で、ファンにも評価が高い。作詞のラサール石井は両さんのCVも担当。毎回、敢えて台本を読まずに収録に行っていたという。
間奏部分のコントが滑りまくってるのが惜しい、という方は森雪之丞・作詞の正統派OP「葛飾ラプソディ」をどうぞ
さ行
TVアニメ「サイボーグOO9」OP
誰がために
歌:成田賢、こおろぎ'73
作詞:石ノ森章太郎
作曲:平尾昌晃
編曲:すぎやまこういち
石ノ森作品の大河SFドラマを再アニメ化した本作品は、数々の特殊能力を持つサイボーグたちのキャラクターにより焦点を当て、サンライズ制作の作画クオリティと相まって、旧作を知らないファンにもブームを巻き起こした。「ミンキーモモ」芦田豊雄によるキャラデザイン、後に「レイズナーヨボトムズ」でも重厚な人間ドラマを描いた演出の高橋良輔、そしてメイン脚本に「バルディオス」「キャシャーン」で壮大なSFを描いた酒井あきよし、と当代きっての豪華クリエイターが集結。
ゲーム「サクラ大戦」OP
激!帝國歌劇団
歌:横山智佐、帝国歌劇団
作詞:広井王子
作曲:田中公平
編曲:根岸貴幸
わずか30分で作り上げたという田中公平による絢燭豪華な和製レビュー風主題歌である本曲は、「燃え」と「萌え」を絶妙なまでに表現した浪漫溢れる奇跡の一曲。
ミュージカルでは当然振り付きで歌われるので、サビ部分の振りぐらいは習得しておきたいところである。3作目から舞台は日本を飛び出し、「サクラ3」では巴里をモチーフにミュゼットも優雅な、エレガントかつ勇壮な「御旗の下に」、そして紐育を舞台にした「サクラV」ではゴージャスなビッグバンドテイストの「地上の戦士」と展開していく。楽曲が多いシリーズだが、このメイン3曲は立て続けにどうぞ!
劇場アニメ「さらば宇宙戦艦ヤマト」ED
ヤマトより愛をこめて
歌:沢田研二
作曲:大野克夫
編曲:宮川泰
本曲は公開前になかなかアーティストが公表されず、「どうやら大物らしい」と様々な噂が飛び交っていたのだが、劇場でラストシーンにかかるジュリーの歌声を聴いたファンは感動に打ち震えた。初公開時にはこの曲と共に「ヤマトは永遠に復活しません」とテロップを出しファンの涙を誘ったが、2年後にはあっさり復活(笑)。とにかく「さらヤマ」は、いろいろな意味で、必見の作品なので確実にチェックし、この曲と共にむせび泣いてほしい!
アニメ「ジャングル大帝」OP
ジャングル大帝のテーマ
歌:三浦弘、コロムビア女声合唱団
作詞:石郷岡豪
作曲:富田勲
本編はミュージカル仕立ての構成が多かったため、手塚と交流の深いシンセサイザーの大御所・富田勲(クラッシック組曲をシンセによって表現した富田のアルバム「火の烏」ではジャケデザインを手塚が担当)がそのつど作曲していったというから凄い。本曲は混声コーラスによる雄大なアフリカをイメージさせる一曲。ソノシートばかりであったアニソンがシングルレコードとして売り出されたのも本作が初めて。スローテンポながらも力強く、まさに合唱向きの逸品。
TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」OP
残酷な天渡のテーゼ
歌:高橋洋子
作詞:及川眠子
作曲:佐藤英敏
編曲:大森俊之
TVシリーズ初の巨大ロボ物である本作のOPにコテコテのロボットソングではなくこの曲を選択したのは意外であった(後にセガサターンのゲーム内で「奇跡の戦士エヴァンゲリオン」というコテコテのロボソンも発表しているが)。細かいカットで構成されたOP映像をコマ送りで観て展開の予想をしたり、歌詞に秘められたモチーフを探してみたり……みんなして監督の意図通りハマってしまった。今思えば「この作品にはこの曲しかない」という絶妙さ!
TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」挿入歌
GOD KNOWS
歌:涼宮ハルヒ(平野綾)
作詞:畑亜貴
作曲:神前暁
編曲:神前暁
切ない決意表明である歌詞も素晴らしいが、ゴリゴリとした実にバンドらしいロックを作り上げたのが後に「もってけセーラーふく」、そして田中公平の名曲「御旗の下に」をイメージして制作したと語る「セキレイ」でも注目を浴びる神前暁。ナムコのサウンドクリエイターとして活躍した神前は、本作品の劇伴音楽、そしてハルヒが作ったとされている自主映画の主題歌「恋のミクル伝説」などを担当。ライブシーンを含め、突出した注目を浴びた本曲を含むアルバム「涼宮ハルヒの詰合」は、なんとオリコン週間シングルチャート5位、年間チャート106位を記録した。
本作のED「ハレ晴れユカイ」でのリアルなダンスも人気ではあるが、「ハルヒ」という作品に欠かせない名シーンとしても、本曲は忘れられない青春の熱い想いが詰まった名アニソンである。ぜひとも女子に熱唱してほしい一曲。
TV特撮「スケバン刑事」ED
白い炎
歌:斉藤由責
作詞:森雪之丞
作曲:玉置浩二
編曲:武部聡志
「蔭ノ羽学園2年B組・麻宮サキ、またの名をスケバン刑事!スケバンまで張ったこの麻宮サキが何の因果か落ちぶれて、今じゃマッポの手先……笑いたければ笑うがいいさ、だがな、てめえらみてぇに魂までは薄汚れちゃいねぇぜ!」白泉社「花とゆめ」編集部から「婦警さんの話を描いてみませんか」と言われたのがキッカケで生まれたという和田慎二の代表作。大河ロマンである原作漫画ももちろん人気だが、東映ヒーロー作品のスタッフが集結し斉藤由貴主演でTV連続ドラマとして蘇った本作品は完全にヒーロー番組。
劇場アニメ「ストリートファイターⅡ」主題歌
恋しさとせつなさと心強さと
歌:篠原涼子、小室哲哉
作詞:小室哲哉
作曲:小室哲哉
編曲:小室哲哉
タツノコヒーローと格闘したりまだまだ元気なストリートフアイターⅡ格闘ブームの元祖となった作品。
演出は「ルパン三世」アニメ化立案者でもある杉井ギサブロー。主題歌である本曲は、宿敵・ベガとのラストバトルに流れ、アニメ作品としては異例の202万枚のヒット!もちろん一般にもOKだ!
TVアニメ
「SLAMDUNK」一期OP
君が好きだと叫びたい
歌:BAAD
作詞:山田恭二
作曲:多々納好夫
編曲:明石昌夫
バスケに興味のなかった桜木花道が女子にそそのかされてバスケ部へ……と書くとナンバな作品のようだが、後半では勝負の駆け引き、何よりもチームプレーの楽しさ&厳しさを描いた王道スポーツ漫画。
60話までのOPである本曲は当時流行していたビーイング系ロックバンド・BAAD。(由来はBAD)一般受けの定番アニソンだ!
TVアニメ「聖闘士星矢」一期OP
ペガサス幻想
歌:MAKE-UP
作詞:竜真知子
作曲:松澤浩明、山田信夫
編曲:MAKE-UP
根強く、そして業の深いファンの多い作品だ。初代OPの本曲は、熱唱がとにかく気持ちいい痛快ソング。歌うと無閨に気分が高揚してくる。日常生活に疲れた時、滋養強壮にもどうぞ。MAKE‐UPのボーカルはNOBこと山田信夫。アニソンは聖矢だけであったが05年に「轟轟戦隊ボウケンジャー」の主題歌に抜擢され、再び熱い高音域&燃える作曲でファンを大いに喜ばせた。
そして「キン肉マン2世」OPでのズダダン!と熱いボーカルは、やはりMAKE‐UPのキーボード担当であった河野暘吾。09年にはなんと22年ぶりに再結成し1期ED「永遠ブルー」と共に新バージョンを発表してファンを喜ばせた。アニソンカラオケでは世代を超えて盛り上がる定番ソング。やはり東映系は強い。
TVアニメ「セクシーコマンドー外伝すごいよ!マサルさん」OP
ロマンス
歌:PENICILIN
作詞:HAKUE|
作曲:PENICILIN
編曲:PENICILIN
V系とのタイアップ曲にもかかわらず、ここまでマッチングしたギャグアニメOPがあっただろうか?鬼才・大地丙太郎が原作のテンションを全く損なわずアニメ化した本作のOPは、数々のアニメ作品のオマージュで彩られた名作。原作に登場する「放課後キャンパス」「夏★しちゃってるBOY」などのセクシーコマンドー技の動きや、作画崩壊の究極といった「ダバ絵」など本編の見所も多い。「クリンナップ!クリンミセス!」などヒゲ部特有の挨拶を交えながら絶唱せよ!ウォンチュー!
た行
TVアニメ「タッチ」一期OP
タッチ
歌:岩崎良美
作詞:康珍化
作曲:芹澤廣明
編曲:芹澤廣明
アニメのOPも当然女性!「タッチ」といえば女!「お願い、タッチータッチ!ここにタッチ!」本来の意味には弟から兄へバトンタッチ、の意味も込められているそうだが、そんなの知ったこっちゃありません!エロワードにしか聞こえません。さすがはキョンキョンなどのアイドル曲を数多く手がける康珍化先生、わかってらっしゃる作詞です(笑)。この時期のアニメOPは、新人歌手のプロモーションが定番だったが、監督の杉井ギザブローは猛反対し、ベテランの岩崎良美を起用。
もちろん歌唱力はお宝付き、結果的に大ヒットとなり、第2期「愛がひとりぼっち」第3期「チェッーチェッ!チェッ!」、そしてEDに至るまで合計7曲をリリース。夏の甲子園の時期にはメドレーで聴いておきたい定番アニソン
TVアニメ「鉄人28号」OP
鉄人28号
歌:西六郷少年合唱団
作詞:三木鶏郎
作曲:三木鶏郎
連載開始は56年。太平洋戦争の切り札として開発された大日本帝国陸軍の秘密兵器・鉄人28号は、車やヘリを運転し拳銃をぶっぱなす正義の少年・金田正太郎(元国鉄スワローズ金田正一投手が由来)により正義のロボとして生まれ変わる。ラジオ・実写、5回にわたるアニメ化、と未だに衰えることを知らない鉄人は、まさに時代を超えた名作。男性合唱団による本曲は、力強く勇ましいマーチとして完成されている。終わりには「グリコグリコ、グーリーコー」と提供ソングも歌うのが礼儀!
TVアニメ「鉄腕アトム」OP
鉄腕アトム
歌:上高田少年合唱団
作詞:谷川俊太郎
作曲:高井達雄
編曲;小川寛興
OP映像では、放射線状のグラデーションからアトムの顔だけが拡大していく出だしの部分にアメリカ短編アニメの影響が見られたり、後に「ジャンピング」などの短編アニメでも有名になった手塚プロお得意の背景動画がすでに使われていたりと、なかなか見所が多い。というか45年も前の作品なのにいわゆる作画の崩れたところが全くないのに驚きである。エピソード初の外注制作作品である第訓話「ミドロが沼の巻」は、藤子不二雄、つのだじろう、石ノ森章太郎…と現在では考えられないような豪華スタッフで作られたのだが、あまりにも個性が強くて手塚自身が破棄してしまい伝説の回となってしまったのも頷ける。お茶の水博士が勤務する科学省の所在地であるJR高田馬場駅と武蔵野線新座駅の発車メロディでもあるこの曲、「空をこえてラララク」の「ラララ」部分は、スヌーピーやマザーグースの翻訳でお馴染みの詩人・谷川俊太郎が作詞をする際、どうしてもあの部分の歌詞が浮かばなかったため、思い切ってそのまま「ラララ」としたらしい。まさに逆転の発想の勝利!あの「ラララ」が本曲の爽快感に一躍買っていることは言うまでもないであろう。青空の下、ぜひ合唱していただきたい「王道のアニソン」である。
TVアニメ「デビルマン」OP
デビルマンのうた
歌:十田敬三
作詞:阿久悠
作曲:三沢郷
編曲;三沢郷
OPは初期アニソン
の名匠・三沢郷によるヒーローの哀愁をたっぷり含んだ一曲。
特に間奏部分のメロディは本当に泣きのメロディになっており、そこから一転し、勇ましいマーチであるイントロへと展開していくのは何度聴いても痺れる!ところで歌詞の中で「デビルチョップはパンチカ!」という謎フレーズが出てくるが、これは企画書の「デビルチョップ=パンチカは1000㎏、人間の15倍である」という解説文を、作詞の阿久悠が参考にしたためだといわれている。なるほど(笑)。OP同様、定番中の定番といってよいメジャーED曲「今日もどこかでデビルマン」では、夕焼けの中、鉄骨に座るデビルマンを、カメラが回り込む…というカットが有名だが、筆者が印象深いのはラストカット。
TVアニメ「東京ミュウミュ」ED
恋はア・ラ・モード
歌:東京ミュウミュウ
作詞:ホンダタカノブ
作曲:ホンダタカノブ
編曲:GroovingK・T
「地球の未来にご奉仕するにゃん」ぶっ飛んだフレーズで大きいお友達を騒がせた「なかよし」連載の少女漫画。ポストセラムンを狙って作られた様々な少女アニメの中でもかなりセンシティブ15人の少女戦士はイリオモテヤマネコ、ノドジロルリインコ、スナメリ、ゴールデンライオンタマリン(サルですね)、ハイイロオオカミ、と絶滅危愼種のDNAを取り込んだ生体兵器(=ミュウミュウ)という設定。
その5人がイケメンのいるファミレスでバイトしつつ、敵とも戦う!って詰め込みすぎですよ(笑)。さらにドキドキするとネコミミが生えちゃう、とかフツーにやってました
アニメ「ドカベン」一期OP
がんばれドカベン
歌:こおろぎ'73
作詞:水島新司・保冨康午
作曲:菊池俊輔
編曲:菊池俊輔
アンダースローから繰り出される七色の変化球、常勝・明訓高校のエース「小さな巨人」こと里中智(名前の由来は漫画家・里中満智子から)。男臭い水島キャラの中、細身で美形の里中は連載当時から女性ファンが数多く、誕生日がバレンタインと近いこともあって一時は500コ以上のチョコが水島先生の所へ届いたとか(笑)。アニメでは神谷明が声優を担当し、当時としては珍しくキャラソンもある。どっしりとした応援歌であるOPの作曲は名匠・菊池俊輔!
ゲーム「ときめきメモリアル2」OP
勇気の神様
歌:野田順子
作詞:竹広将史
作曲:メタルユーキ
編曲:岩崎元是
大ブームとなった「ときメモ」に、音声合成により名前を呼んでくれる新システムを搭載した続編が本作品。メインヒロインのCVには明るく元気なイメージがぴったりな野田順子が抜擢。前作に引き続き、メタルユーキの作曲にのせて歌手としてもデビューを果たした。最初からプレイヤーに惚れているという設定の光が、勇気を出して告白するというシチュエーションの歌詞…甘く切ない王道のラブソングを元気に歌い上げた、朝の目覚めに聴きたい一曲!
TVアニメ「ど根性ガエル」OP
ど根性ガエル
歌:石川進、荒川少年少女合唱隊
作詞:東京ムービー企画部
作曲:広瀬健次郎
編曲:広瀬健次郎
アニメター芝山努の出世作といえば本作品で間違いないだろう。「ルパン三世パイロットフィルム」においてキャラデザインを担当し、ルパンのガニマタ歩きを確立させた芝山は、宮崎駿と同い年(旧東映動画でも同期)であり、「ドラえもん劇場版」の監督を務めた近年でもライバル意識があると語る。さてAプロダクション(現在のシンエイ動画)にて制作された本作は、日本各地での度重なる再放送によって幅広い年齢層に人気を博した下町人情ギャグアニメの傑作だ
TVアニメ
「ドラゴンボールZ」一期OP
CHA-LA HEAD-CHA-LA
歌:影山ヒロノブ
作曲:清岡千穂
編曲:山本健司
爆裂魔光砲により世界の各地区をくじ引きで一個消滅させるという物騒なピッコロ。コミカル描写も多かった本作に悪の権化としてピッコロが登場して以降、シリアスなバトルマンガとして定着したのは衆知の通り。影山ヒロノブのシャウトも素晴らしい。本曲は間違いなく世代を超えて盛り上がる定番ナンバーである。
TVアニメ「ドラゴンボール」一期OP
魔訶不思議アドンベチャー
歌:高橋洋樹
作詞:森由里子
作曲:池毅
編曲:田中公平
池毅作曲、そして編曲には盛り上がるアニソンを作らせたら他の追随を許さない田中公平。中国テイストの音を活かしつつ、スピーディで浮遊感のあるメロディラインのキレの良さは、まさに原作マンガの世界観を音楽で表現した名OPである。コミカルな中にも熱い魂を秘めたボーカルは「超星艦隊セイザーX」でも〃冒険する少年〃のハートを歌い上げた高橋洋樹。その後もシリーズが進むに従ってOPも変更されていったが、未だ本曲に敵うOPはないと断言する!「つかもうぜっ!」
な行
TVアニメ「NARUTO~疾風伝~」三期OP
ブルーバード
歌:いきものがかり
作詞:水野良樹
鶏作曲:水野良樹
編曲:江口亮弦
編曲:クラッシャー木村
若者を中心に圧倒的支持を受け「泣き笑いせつなポップ3人組」と称されるグループ、いきものがかりによる本曲はアニメ放映直後に着うたで配信され大ヒット。CDでの売上も初のTOP3入りを果たし、103話からは第5期OPとして、同じくいきものがかりによる新曲「ホタルノヒカリ」が使用された。本曲のどこか懐かしい音色と、年々ハイクオリティになっていくスタジオぴえろの作画パワーが実にマッチしており、サビ部分でアスマ、シカマル、コテッなどが乱れ飛ぶ戦闘シーンはファンならずとも胸躍る名OP。
は行
TVアニメ
「ハイスクール!寄面組」一期OP
うしろゆびさされ組
歌:うしろゆびさされ組
作詞:秋元康
作曲:後藤次利
編曲:佐藤準
「一応高校」を舞台に繰り広げられる個性派5人組と、なぜか温かく見守るヒロイン2人のドタバタコメディ。同じくフジテレビ系列で人気を博していた「おニャン子クラブ」の高井麻巳子&岩井由紀子によるユニット「うしろゆびさされ隊」が一期OPを担当。主人公と同じ振り付けで歌い、踊るOP映像は80年代を代表するアニメOPの手法といえよう。当然だが女子2人組で歌うと盛り上がる一曲!
アニメ「鋼の錬金術師」一期OP
メリッサ
歌:ポルノグラフィティ
作詞:新藤晴一
作曲:ak,homma
編曲:ak,homma、ポルノグラフィティ
2003年の作品ということでOP・EDともにソニーミュージックエンターテイメントの所属アーティストによるタイアップ曲であるが、「シャーマンキング」でもテンポの良いOP映像を生み出した水島精二によるハイクオリティな映像とマッチし、アニメファン以外の支持もあってTV放送期間中ほほオリコンにチャートインする大ヒットになる。一般の方にもメジャーであるので、男性チームによるハモリを練習し、アニカラオフ用としても、対一般人カラオケ曲としても押さえておくといいだろう。
TVアニメ「ハヤテのごとく!」一期OP
ハヤテのごとく!
歌:KOTOKO
作詞:KOTOKO
作曲:高瀬一矢
編曲:高瀬一矢
「サンデー」連載の執事ラブコメがパロディ満載でアニメ化。OPはこの時代には珍しくタイトルと曲名が同じという往年のアニソンスタイルで、歌詞の中にも「ハヤテのごとく」とちゃんと入っているのが好印象だ。なんでもKOTOKO自身、このスタイルの楽曲を作ることが憧れだったんだそうな。「おねがい☆ティーチャー」の主題歌で、初のアニメ主題歌を担当後、アニソン界にはなくてはならない存在になったKOTOKO。今回の曲では「身から出た錆」や「嘘から出た実」などのことわざを巧みに歌詞に取り入れ、実に楽しそうに遊んでいる
TV人形劇「ひょっこりひょうたん島」OP
ひょっこりひょうたん島
歌:前川陽子とヤング・フレッシュ
作詞:井上ひさし、山元護久
作曲:宇野誠一郎
編曲:宇野誠一郎
NHK人形劇の国民的ヒット作を生み出したのは「ムーミン」「忍者ハットリくん」「ひみつのアッコちゃん」の作詞家でもあり、「吉里吉里人」で星雲賞受賞歴もある作家丼上ひさし・井上の作詞に「悟空の大冒険」などで親しみやすいアニソンを作り続けた宇野誠一郎が作曲、合いの手も楽しい本曲を「キューティーハニー」「リボンの騎士」「魔女っこメグちゃん」などでセクシーな歌声を披露した前川陽子がノリノリで歌っている。モーニング娘。もカバーした黎明期の名曲、伸びやかに歌い上げよう。すっすめ~
TVアニメ「BLEACH」五期OP
RoIIingStar
歌:YUi
作詞:YUI
作曲:YUI
編曲:northa十
OPだけでも11曲、EDは21曲という膨大な曲数を誇るので一曲に絞るのは難しい。98~120話に流れた第5期OPである本曲は、映像の構成力、楽曲共に完成度が高い。日常の中に潜む闇、黒崎一護たちの戦いをセンス良くまとめたPVもいい。楽曲は映画「タイヨウのうた」で俳優としても活躍したシンガーソングライター・YUI。
TVアニメ「ブロゴルファー猿」OP
夢を勝ち上ろう
歌:水木一郎
作詞:藤子不二雄
作曲:小林亜星
編曲:筒井広志
少年誌初のゴルフ漫画である本作は「ドラえもん」「怪物くん」「オバQ」などの藤子作品に馴染んだ子供にとって、かなり違和感のある作品であった。「魔太郎が来る!」の藤子A作品であるため、べたの多いダークな作画の印象が強いが、アニメ化の際にそのダークな印象が(良い意味で)なくなったのは水木一郎アニキの歌うこの曲による部分も多いだろう。
黒雲が空を覆い、荒波逆巻く岩場に立ち、「ワイは猿や!プロゴルファー猿や!」と叫ぶ猿谷猿丸(設定では中学生だが学校には行ってないのか?)。その後メインタイトルと共にイントロが始まるとシーンのトーンは一転し、必殺技のひとつである「旗包み」でホールインワンを決めるまで、背景動画を駆使し見事に描いていて爽快である。
TVアニメ「ベルサイユのばら」OP
薔薇は美しく散る
歌:鈴木宏子
作詞山上路夫
作曲: 馬飼野康二
編曲: 馬飼野康二
馬飼野康一作曲による壮大な運命を感じさせる楽曲もたまらない。特にサビ後のストリングスは、数あるアニソンの中でも最上の切なさと美しさを兼ね備えた旋律で痒れてしまう。
「私はバラのさだめに生まれた、華やかに激しく生きろと生まれた」という歌詞はまさに池田自身に向けているかのようだ。最近では「最近は劇画家というより、声楽家としての私を知っているという方のほうが多いんじゃないかしら?」と、言ってのける池田先生。いえいえ、そんなことないですってば!「ベルばら」は永遠。
TVアニメ「北斗の拳」一期OP
愛をとりもどせ!
歌:クリスタルキング
作詞:中村公晴
作曲:山下三智夫
編曲:山下三智夫、飛澤宏元
世紀末を舞台に繰り広げられる漢たちの熱い物語のテーマソングに、「大都会」などで一般にも認知度の高いクリスタルキングを起用している。カラオケボックスがまだ存在しない時代からスナックなどで歌われていた定番曲。世界観を崩さすに正攻法でアニソンに挑んだことが名曲たる所以であろう。
TVアニメ「ポケットモンスター」一期OP
めざせポケモンマスター
歌:松本梨香
作詞:戸田昭吾
作曲:たなかひろかず
編曲:渡部チェル、藤沢秀樹
国民的ゲームとして浸透したポケモンのTV版は湯山邦彦&首藤剛志という「ミンキーモモ」コンビによってサトシとピカチュウの絆を中心にロングランシリーズとなり、現在も毎年劇場版が公開中。長寿シリーズだけに曲数も多く、初期151匹を自然と暗記できる「ポケモンいえるかな?」や本曲と同じく松本梨香によるスピード感溢れる「OK」「ライバル」そして第2シリーズ「アドバンスジェネレーション」の「チャレンジャー!」「スパート!」など、いずれも世界観と親和性が高く、一般曲としてもハイクオリティだ。初代の本曲はポケモンや仲間との友情をパワフルに歌いきった素晴らしいナンバー。カッコイイだけでなくオーキド博士のコミカルなセリフなども挿入され、実にアニソンとして完成されている。サトシ役の声優でもあり、その後アニソン界の流れを大きく変えたグループメンバーでもある松本梨香の原点としてソウルフルなボーカルを楽しんでいただきたい。
ま行
TVアニメ「まじかる☆タルる~卜くん」OP
オレ、タルるー卜
歌:TARAKO
作詞:江川達也・佐藤大
作曲:タケカワユキヒデ
編曲:山本健司
魔法陣から現れた自称〃大魔法使い〃のタルるー卜と、スケベで運動&勉強共にダメダメな小学生、江戸城本丸が繰り広げるコメディ作。「ドラえもん」や「オバQ」などをモチーフにしつつ、(「ドラえもん」に対するアンチテーゼとして本丸は「魔法」に頼らず努力する場面が多い)青年誌出身の江川達也が少年誌でギリギリなエロシーンを描きまくった。とにかくヒロインの河合伊代菜ちゃんの水着シーンなどエロい。アニメ版OPにもそのエロさは少しだけ垣間見えるので注目したい。
タルるー卜の声を担当したのはシンガーソングライターでもあるTARAKO。本曲は彼女の優しいボーカルとゴダイゴのタケカワユキヒデによるポップな作曲により、タルるー卜のキャラクターの可愛らしさが全面に出た一曲である。タイアップ曲が増え始めた90年に、主人公の独特な台詞回しをそのまま歌詞にしたのは大正解。
TVアニメ
「マッハGOGOGO」OP
マッハGOGOGO
歌:ボーカル・ショップ
作詞: 吉田竜夫 補:伊藤アキラ
作曲:越部信義
編曲:越部信義
「風も震えるヘアピンカーブ」と、Aメロを口ずさんだら止まらなくなるアニソンといえばコレ!ハリウッド実写版を含めリメイクの多い本作品、ハリウッド版でもコレが聴けるとは思わなかった。吉田竜夫の描くちょっとバタ臭いキャラ、そして流線型も美しく、数々の装備を内に秘めたマッハ号の魅力満載な初代OP映像は実に美しい。全編スウィングする本曲、間奏の雄大なオーケストラに、象の鳴き声やオートジャッキの音マネも押さえておきたい。
TVアニメ
「魔法先生ネギま!」一期OP
ハッピー☆マリテアル
歌:麻帆良学園中等部2画A
作詞:うらん
作曲:大川茂伸
編曲:大久保薫
「ハーレムアニメもここまで来たか!」と誰もが思ったクラスほぼ全員が主人公に惚れている女の子!31人のキャラがグループ化され、物語が散漫にならずしっかりと印象に残るのはさすが赤松原作。アニメ化の際には本曲を月替わりで5~6人のグループが歌い、最終回は全員が熱唱。
この曲をランクインさせようと活発な活動が行われ、見事3位にチャートインを果たした。作曲の大川茂伸は堀江由衣のオリジナル曲でもポップなメロディを提供!
TVアニメ「ママレードボーイ」OP
笑顔に会いたい
歌:濱田理恵
作詞:柚木美祐
作曲:濱田理恵
編曲:濱田理恵
お馴染みの本曲は「おジャ魔女どれみドッカーン!」でも活躍した濱田理恵が作曲編曲&歌手を担当。甘酸っぱいラブでコメな雰囲気を的確に表現した素敵田。間奏部分では思い切り「遊~っ!」と叫ぼう!
TVアニメ「マジンガーZ」
Zのテーマ
歌:水木一郎
作詞: 小池一雄
作曲: 渡辺宙明
編曲:渡辺宙明
石丸博也の当たり役といえばジャッキー・チェンの吹替と並んで「マジンガーZ」の兜甲児が挙げられる。王道ロボット物の力強いOPも素晴らしいが、ウエスタンをベースにした本曲も「戦うために生まれた鉄の巨人」の哀愁が漂う名ED。小池一雄の作詞。ED映像ではマジンガーの透視図面が映し出され、子供心にも「マジンガーは本当にあるかも」と期待を抱かせた。
TVアニメ「マジンガーZ」OP
マジンガーZ
歌:水木一郎
作詞:東文彦
作曲:渡辺宙明
編曲:渡辺宙明
歌詞の中に敵の名前すら出さず、徹底して歌えている主題歌も素晴らしいが、発進シークエンスにかかる「Zのテーマ」や、スクランダークロスの際にかかる「空飛ぶマジンガーZ」も効果的に使われていて記憶に残る。またEDである「ぼくらのマジンガーZ」における透視図などが当時かなり斬新な描写であったので、この時代に幼少期を過ごしたファンはマジンガーZの物語や細部は覚えていなくとも歌だけはどれも完壁に歌えるハズだ。そして帝王・水木アニキの「Z」の雄叫びは当時の子供たちに「問答無用で強くてカッコイイ!」というソウルを叩き込んだに違いない。
TVアニメ
「みどりのマキバオー」OP
走れマキバオー
歌:F、MAP
作詞:池田謙吉(替え歌・大田一水)
作曲:池田謙吉
編曲:石川鷹彦
ギャグ漫画のテイストで描かれたキャラや世界観なのに続けて観ると問答無用で燃えてしまう傑作ダービーアニメ!原作と違いチュウ兵衛が死なない、ラストが違う、などあるが、ピエロ作画による迫力のレースシーンは必見。OPはソルティーシュガーの「走れコウタロー」のカバー。サビ部分以外でも美濃部都知事が青島都知事に替わっている。合いの手「ホッ!ホッ!」の部分、裸のオッサンがフレームインするのを男性2人でコピーすると尊敬されるであろう。
TVアニメ「ムーミン」OP
ねぇムーミン
歌:藤田淑子
作詞:井上ひさし
作曲:宇野誠一
「カルピスまんが劇場」第2作として登場したのが本作品。ちなみに第1作は「どろろと百鬼丸」(笑)。Aプロ制作の本作品と72年放映の虫プロ制作の「ムーミン」があるが、どちらも声を担当したのは岸田今日子。個性派女優として活躍していた岸田がムーミンの仕事を請けたのは娘に自分の仕事を理解してほしかったという理由からだそうな。OPは宇野誠一郎による詩情豊かな落ち着いた一曲。熱唱で疲れたアニカラで、クールダウンとして子守歌のような本曲を選ぶのもイイだろう。
アニメ「名探偵コナン」一期OP
胸がドキドキ
歌:ザ・ハイロウズ
偏可:甲本ヒロ卜、頁島昌利
作曲:甲本ヒロ卜、真島昌利
編曲:ザ・ハイロウズ
「たったひとつの真実見抜く、見た目は子供、頭脳は大人、その名は名探偵コナン!「少年サンデー」連載、ミステリーブームの先駆けとなった本作品。90年代の作品らしく、ほほワンクールごとにOP&EDが変わりタイアップとしての歌が多いが、ハイロウズの歌う本曲は完成度が高い。
「名探偵コナンのテーマ」といえるのは次回予告などで使われている「太陽にほえろ!」や「傷だらけの天使でお馴染み、大野克夫作曲のインスト曲であろう。
ら行
TVアニメ「らき☆すた」OP
もってけ!セーラーふく
歌:平野綾、加藤英美里、福原香織、遠藤綾
作詞:畑亜貴
作曲: 神前暁
編曲: 神前暁
OP後半の映像でこなたたちがチアリーディングするシーンは、最終回にて学園祭でのシーンだと判明し、そこでOP曲のフルコーラスバージョンが披露されるなど、ファンが欲しい物を確実に、そして期待通りのクオリティで発表していくスタッフの遊び心満載のシカケも実に計算されている。
前半部分の背景は舞台となった埼玉県・鷺宮町。聖地巡礼と称してファンが現地まで見学に行くという新たなファン活動を生み、鷺宮町も町おこしの一還として様々な協力をするなど、今までとは違う広がりをみせたのもこのOPがあればこそ。まさに田世紀を代表する名アニソンであると断言しよう!
アニメ「ラブひな」OP
サクラサク
歌:林原めぐみ
作詞:岡崎律子
作曲:岡崎律子
編曲:十川知司
女子ばかりの下宿という羨ましすぎる環境で様々な騒動を起こす「ハーレムアニメ」の代表作。様々なタイプな女子が登場し、好余曲折ありましたが優柔不断だった景太郎は東大の助教授になり最後は成瀬川とめでたく結婚しました。まさに赤松ファンタジー(笑)。OPである本曲はなんとオリコン初登場で7位、発売2週間で20万枚を記録。林原めぐみ&岡崎律子によるアップテンポで春のワクワク感と幸せに溢れた可愛らしい一曲。女の子はオタ友人の結婚式などでお祝いに歌うのもオススメ!
TVアニメ「ルパン三世」二期OP
ルパン三世のテーマ
歌:ビートマック・ジュニア
作詞:干家和也
作曲:大野雄二
編曲:大野雄二
「男には自分の世界がある」お馴染み、大野雄二による名インストに歌詞をつけ、ピートマック・ジュニアが歌い上げた本曲。第1シーズンとは多少設定を変えて5年ぶりの登場となるいわゆる「赤ジャケルパン」は、大人向けであった前作より明るくコミカルに描かれ、インベーダーやハツ墓村など時事ネタも交えてヒットを記録。宮崎駿演出による「死の翼アルバトロス」と最終話「さらば愛しきルパンよ」は今なお評価が高い。
TVアニメ「ルパン三世(旧)」一期OP
ルパン三世その1
歌:チャーリー・コーセイ
作詞:東京ムービー企画部
作曲:山下毅雄
歌はよく知っているが本人は謎という人物に、「足元に絡みつく、赤い波を蹴って」と誰もが知ってる第1期「ルパン」のOP&EDと主題歌3以外の全ての男性パートを歌ったチャーリー・コーセイが挙げられる。
アメリカ人と中国人のハーフである徐光星はルパンの音響監督田代敦巳に誘われてボーカルを担当。当時のスタッフの勘違いからテロップに「チャーリー・コーセイ」(チャーリーは英語名。どちらも名字)と書かれてしまったが、曲の知名度が上がってしまったため「もうこれでいいや!」となったらしい。第1期「ルパン」のあまりにも大人びたムードは彼のボーカルと番組タイトル曲の名匠・山下毅雄(「タイムショック」「パネルクイズ」「アタック25」の作曲によるところが大きいだろう。ルパンだけが突出してメジャーであるが「荒野の少年イサム」でもチャーリー・チエイ名義で独特なボーカルを堪能することができる。ぜひ併せて聴いていただきたい。
TV特撮「レインボーマン」挿入歌
死ね死ね団のテーマ
歌:キャッツアイズとヤング・フレッシュ
作詞:川内康範
作曲:北原じゅん
オキシジエンデストロイヤーでゴジラを葬った平田昭彦が、戦時中に家族を殺され日本人に深い恨みを持つ謎の外国人として悪役・ミスターK(Kは原作者の川内康範のイニシャルから)を演じた本作。標的が「日本人だけ」という本曲は、数ある悪役ソングの中でも異彩を放つ。
16ビートのファンクにのせて、アフリカ楽器・クィーカを大胆に使ったこの挿入歌、100回以上「死ね!死ね!死ね!」と繰り返されるフレーズは子供たちにとって強烈すぎるアナーキーな一曲。
わ行
TVアニメ「ONEPIECE」一期OP
ウィーア
歌:きただにひろし
作詞:藤林聖子
作曲:田中公平編曲:根岸貴幸
現在放映中の東映アニメの中では最も長い作品だけにOPも9回チェンジしている。やはりオススメは279話~283話に流れた「ウィーアー!7人の麦わら海賊団篇」だ。ルフィ・ナミ・サンジ・ソロたち全員でパートごとに合唱するスタイルのこのバージョンはルフィ役・田中真弓の力強いボーカルが楽しめる。7人揃ったらぜひカラオケでパートごとに歌ってみてほしい。
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TVアニメ「あしたのジョー」OP
あしたのジョー
歌:尾藤イサオ
作詞:寺山修司
作曲:八木正生
編曲:八木正生
「サンドバッグに浮かんで消える」太い声質を活かした本曲で、俳優・尾藤イサオは一気に知名度を上げた。なんせ現在の彼のブログも「尾藤いさお公式ブログ・あしたのジョー♪」である。♪マークを付けるとジョーもめっきり軽くなるなぁ。それはともかく寺山修司・作詞による本曲は、実にジョーのハングリー精神をストレートに描いており、「親のあるヤシぁ、国に帰れ!」とかなりの人々を置いてけぼりにする。
同年に放映していた作品が「のらくろ」や「いなかっぺ大将」といった中、明らかに子供向けではないアニメとして絶大なインパクトがあった
TVアニメ「あしたのジョー」二期ED
力石のテーマ
歌:ヒデタ樹
作詞:寺山修司
作曲:八木正生
編曲:八木正生
原作高森朝雄(梶原一騎)&作画・ちばてつやによる本作は言わずと知れたボクシング漫画の金字塔だが、EDに使用された本曲は再放送版ではカットされていたため、聴いたのは比較的遅かった。作詞は詩人の寺山修司。今聴くとちょっと「あれ?力石ってこんなキャラだっけ?」と思ってしまうようなフレーズがちらほら見える。「月に吠えて、ひとり」の後、ヒデタ樹のソウルフルな叫び声は力石らしからぬ熱さであるが必聴!そもそもEDが丸ごとライバルキャラの歌になっているというのも凄い。力石徹の人気がいかに高かったかうかがえよう。
TV特撮「宇宙刑事ギャバン」OP
宇宙刑事ギャバン
歌:串田アキラ
作詞:山川啓介
作曲:渡辺宙明編曲:馬飼等恵一
代表作ともいえる本曲は、82年製作の変身ヒーロー番組主題歌で、当時の新聞では子供向け番組というより「全く新しいSFドラマが始まる!」と宣伝されていた。「仮面ライダー」のように従来のシリーズに頼らないスタイルで巨額を投じて製作された斬新なヒーローなのである。大場健二演じる主人公・一条寺烈が0.05秒で「蒸着」する変身シークエンスのかっこよさは他の追随を許さない。シリーズ後半はギャバンの父・ボイサーとして干葉真一がゲスト出演し、物語的にも子供向けとは思えないほどの盛り上がりを見せ、後に「メタルヒーローシリーズ」といわれる新たなシリーズへと繋がっていく。特に41話以降は必見。「ヨロシク、勇気!」のフレーズは神!
TVアニメ「宇宙戦艦ヤマト」OP
宇宙戦艦ヤマト
歌:ささきいさお、ミュージカル・アカデミー
作詞:阿久悠
作曲: 宮川泰
編曲: 宮川泰
主題歌及びBGMは作曲の宮川泰によるフルオーケストラで製作され、音楽畑にいた西崎らしく楽曲にも相当のこだわりが見られる。当時のヤマト主題歌レコードをとあるオーディオマニアがン百万するスピーカーで聴いたところ、幼い頃より何度も聴いたはずの曲の中に、普通のスピーカーでは再現できないような音まで入っていたというから凄い。歌詞の中に「この番組はこういう物語である!」と全て盛り込み、悲壮感漂う前半から、未知への勇気に溢れる後半にかけてボルテージはMAXまで上がり、メインタイトルを歌い上げる。そして、その高揚感冷めぬうちに川島和子のスキャットが美しく挿入され、静かな余韻を心に刻む、まさに至高かつ究極の「キング・オブ・アニソン」と断言したい。
TVアニメ「宇宙戦士バルディオス」挿入歌
立て!バルディオス
歌:たいらいさお
作詞:保富康午
作曲:羽田健太郎
編曲:羽田健太郎
「題名のない音楽会」の司会やシュウマイのCMなどでオタクならずともお馴染みの作曲家、ハネケンこと羽田健太郎。アニメ作品としては「マクロス」や「テクノボイジャー」「ムーの白鯨」などを作曲。雄壮かつダイナミックな曲調で、劇伴共に印象に残るメロディを数多く作り上げた。そんなハネケンアニメの先駆的作品となったのが「宇宙戦士バルディオス」だ。度重なる放送時間の変更や玩具の売上不振により、最終回は全てが水没して人類滅亡という「打ち切りアニメ」としても有名なバルディオスは、楽曲のほとんどが未だにCD化されておらず、いろいろな意味で恵まれていない作品である
TV特撮「ウルトラマンタロウ」挿入歌
ウルトラ六兄弟の歌
歌:武村太郎、少年少女合唱団みずうみ
作詞:阿久悠
作曲:川口真
編曲:川口真
本曲は挿入歌だが主題歌と同じく作詞を阿久悠が担当。当時ヒットメイカーで多忙な阿久悠は、偶然、息子の名前が「太郎」だったため、父親として尊敬されたいと思い作詞を担当したらしい。カラオケで歌う時はぜひとも6人で手を重ねながら「宇宙に平和が来るまでは?」と合唱してほしい。ウルトラ兄弟よ、永遠なれ!
TVアニメ「エースをねらえ!」OP
エースをねらえ!
歌:大杉久美子
作詞:東京ムービー企画部
作曲:三尺郷
編曲:三沢郷
「週刊マーガレット」の少女スポ根といえば本作。あらゆるスポ根漫画の要素が詰まっているが、いわゆる魔球のようなものは存在せず、勝負に対する精神論などがメインとなった名作。そして岡ひろみを育てた鬼コーチ・宗方の命日となったのがこの日。OP映像は出崎統演出の特徴ともいえる止め絵やシルエットが多用され、女子ばかりでなく男子にも受けの良い仕上がり。
続編である「新・エースをねらえ!」もハモリが美しい名曲「デビルマン」でもお馴染みの三沢郷サウンドを堪能しよう。
TVアニメ「おねがいマイメロディ」OP
オトメロディ
歌:高橋美佳子
作詞:山田ひろし
作曲:渡部チェル編曲:渡部チェル
キティやキキ&ララと同じくサンリオのキャラクターであるメロディの誕生30周年として製作された本作は、ファンタジー世界のマイメロやクロミとのギャグや魔法バトルにプラスして現実世界でのキャラとの交流も描き、小学生女子だけではなくオタクにも充分アピールした成功作である。
その魅力はこの曲に集約されているといってもイイだろう。好きなコに憎まれ口を叩いてしまい落ち込んだ女の子の心情を「ひとりになって落ち込んで枕パンチ」と巧みに描写したり、絵文字を使用した歌詞も凄いが、テンポの良い前半から「届け、マイメロティ」とサビに移る時の爽快感は平成女子系アニメではピカイチであろう。ちなみにパンクラスの北岡悟選手は大のマイメロファンであり、作品中にゲスト出演もしているが、やはりこの曲の魅力が大きいのでは?
TVアニメ「新オバケのQ太郎」OP
オバケのQ太郎
歌:堀絢子&ニューロイヤル
作詞:東京ムービー企画部
作曲:山本直純
編曲:山本直純
鉄腕アトム放送以来、子供番組の主流であったヒーロー物に取って代わり、日常ギャグアニメの「オバQ」が大ヒットとなったのは65年の出来事。とにかくグッズ、レコードなどの関連商品がバカ売れし、67年に改築になった小学館ビルは「オバQビル」と呼ばれるほどであったという。なんせその当時の「オバQ音頭」が40年経った現在でも町内会の盆踊りでかかっているのである。これは凄すぎる(笑)。Qちゃんの声を担当した堀絢子が歌う「新オバQ」(71年放映)も有名だが、東京ムービー製作・カラー版のOP映像は今見ても最高の映像センスだと思う
か行
劇場アニメ「風の谷のナウシカ」イメージ
風の谷のナウシカ
歌:安田成美
作詞:松本隆
作曲:細野晴臣
編曲:細野晴臣
宮崎駿を広く認知させた本作。徹密かつ壮大なファンタジー叙事詩を2時間足らずの映画にムリヤリまとめた印象ではあるが、金田伊功など名アニメターの競演が楽しめる。そしてイメージガールとして選ばれたのが安田成美。当初、映画の主題歌として考えられていた本曲は、安田の独特な…というか微妙すぎる歌唱力によってイメージソングに留まった。曲自体は松本隆作詞、細野晴臣作曲となかなかの名曲なので、オリジナルに囚われず自由に歌うもよし、安田の歌を真似るもよし、である。
TV特撮「仮面ライダー」OP
レッツゴーライダーキック
歌:藤岡弘、メール・ハーモニー
作詞:石ノ森章太郎
作曲:菊池俊輔
編曲:菊池俊輔
「迫るショッカー、地獄の軍団」菊池俊輔のスリリングなイントロから始まるこの曲を知らない方はいないであろう。9年に放映開始、OPを歌うのは1号ライダーこと本郷猛を演じた役者バカ藤岡弘である。一説には低予算番組であったため歌手経験のない藤岡を起用したともいわれている。当初は「怪奇ドラマ」として吸血蛎輻などをモチーフにしたダークな雰囲気が多かったが、撮影中に藤岡が負傷し現場を離れ、代役として一文字隼人・佐々木剛が登場して以降、変身ヒーロー物として人気を確立していく
TVアニメ「空手バカ一代」OP
空手バカ一代
歌:大安蓮、パイオニア児童合唱団
作詞:梶原一騎
作曲: 平尾昌晃
編曲: 小谷充
冒頭、「これは実話を元にしたノンフィクションである」と書かれているが、あまり鵜呑みにしてはいけないというのが定説。だがココは敢えてのつかって、拳を握りしめて読んでほしい(笑)。アニメ版は、原作とは異なるエピソードを織り交ぜ、よりヒーローらしい物語となっているが、OPは原作通り一筋な思いが爆発する正調軍歌系アニソン。本編中やEDに挿入される極頁空手の実写映像も見所のひとつ!
TV特撮「がんばれ!ロボコン」一期OP
がんばれ!ロボコン
歌:水木一郎、山上万智子、コロムビアゆりかご会
作詞:石ノ森章太郎
作曲:菊池俊輔
編曲:菊池俊輔
1期OPの本曲は水木一郎がコミカルさもプラスして熱唱し、イントロでは燃えるド根性を高らかにプラスが表現した後、明るく転調して「デンデンガンガン!」と続くハイテンションな菊池節アニソンである。間奏の浪花節も聴き応え充分。ほぼ毎回「0点」のロボコンだが、最終回では子供たちのために一人で公園を作り上げ、史上最高の500点をもらう。これって黒澤明の「生きる」が元ネタ?
TVアニメ「機動戦士ガンダム」OP
翔べ!ガンダム
歌:池田鴻
作詞:井荻鱗
作曲:湾刀濤夫
編曲:松山祐士
現在ではリアル系ロボとして捉えられることの多いガンダムだが、本曲を改めて聴くとガンダムとは紛れもなくマジンガーZ等の流れを汲むスーパーロボットであると再確認できる。なんせ出だしが「燃え上がれ!燃え上がれ!」だ。そもそも「肉親の残した、敵メカよりも明らかに性能の良いロボットで戦う主人公」なんてスーパー系の王道パターンだし!
劇場アニメ「機動戦士ガンダム」イメージ
スターチルドレン
歌:やしきたかじん
作詞:井荻麟
作曲:やしきたかじん
編曲:飛澤宏元
やじきたかじんといえば「たかじんのそこまで言って委員会」などの毒舌司会で有名だが、80年代のガンダムブームを体験した40代後半のオッサンにとっては紛れもなく「ガンダムの歌を歌ってた人」なのである。関西ではお馴染みのグラサンでよくしゃべる姿と「ガンダム」。若い人には全く接点が感じられないだろうが、1981年の劇場版「機動戦士ガンダム」の主題歌「砂の十字架」を歌い、しかも13万枚の大ヒット。当時はアニメソングが一般曲のランキングに入るなんて極めて稀で、沢田研二の「さらば宇宙戦艦ヤマト」の主題歌「ヤマトより愛をこめて」ぐらいしかなかった。
TVアニメ「機動戦士ガンダムSEED」一期OP
INVOKE
歌:T.M.Revolution
作詞:井上秋緒
作曲:浅倉大介
編曲:浅倉大介
「宇宙世紀シリーズ」
以降、初のシリーズ作品ガンダムとなった。OPは他にも「moment」「Realize」(玉置成美)が1クールごとに変更され、いずれも本編とシンクロしている歌詞が多く一般曲ではあるがキチンとアニソンにも仕上がっています。そういえばT.M.Rの西川責教はミゲル・アイマン役で声優出演もしていましたつけ。カラオケでは「覚悟はある、僕は戦う」と歌う前に言おう!
劇場アニメ「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙」主題歌
めぐりあい
歌:井上大輔
作詞:井荻麟、売野雅勇
作曲:井上大輔
編曲:駕巣詩郎
この曲のラストに書かれた「誰も一人では生きられない」というフレーズは、子供番組と侮ることなく常に作品に対して人間ドラマを描いてきた當野監督の人生訓を感じる名フレーズ。数々のアニソンで綴ってきたが「ガンダム」における宇宙世紀が続くように、まだまだ名曲は星の数ほどあるのは皆様ご存じの通り。
TVアニメ「キャンディキャンディ」OP
キャンディキャンディ
歌:堀江美都子、ザ・チャープス
作詞:名木田恵子
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士
渡辺岳夫の最高傑作といってもいい本曲は堀江美都子がキュートに歌い上げ、120万枚を超えるヒットとなった。レコーディングに現れた堀江に「この曲は100万枚いくよ」と自信たっぷりに渡辺が語った話は有名。田中公平の分析によると歌の肝は「泣きべそなんか、さよならね」の「ね」の部分。曲のイメージがガラリと明るく変わる重要部分なので思い切りキュートに決めたい
TVアニメ「キューティーハニー」OP
キューティーハニー
歌:前川陽子
作詞:クロードQ
作曲:渡辺岳夫
編曲:小谷充
「この頃流行りの女の子方」といえば、キューティーハニー・映画、実写、アニメ問わずリメイクされたが、この曲だけは不変であることからも、いかに渡辺岳夫の本曲が素晴らしいアニソンであるかわかるであろう。パンサークローの求める空中元素固定装置(あらゆる物質を具現化できるって神様に近い能力だよなぁ)を利用したアンドロイドであるハニーは、開発者如月博士の娘が将来なりたかった職業に七変化し、悪と戦う。変身シーンでは丸裸になりお色気満載のこのアニメ、リアルタイム時にガキんちょだった方は観るのが本当に恥ずかしかった(笑)。それでも気になってしょうがないアニメだったのは、言い訳するわけではないがやはり如月ハニーの可愛さと本曲の素晴らしさがあったのではないだろうか?
本曲は前述の通り、幾度もアレンジを変えてリメイクされているがメロディラインの美しさ、そして時代を超えて色あせないキャッチーな歌詞は、どのバージョンも素晴らしい完成度である。
TVアニメ「巨人の星」OP
ゆけゆけ飛雄馬
歌:アンサンブルボッカ
作詞:東京ムービー企画部
作曲:滝切扁夫
作品的にも私生活的にも漫画原作界の首領・梶原一騎。数限りない代表作から一曲に絞るのは難しいが、誰もが認める出世作である本曲を推したい。「思い込んだら試練の道を」で始まる本曲を「重いコンダラ(グラウンドなどをならす整地ローラーと勘違い?ちなみに実際のOP映像にローラーは登場していない)」と誤解していたという間抜けなエピソードや、瞳の中に炎が燃える表が面白い。
TVアニメ「金色のガッシュベル!」一期OP
カサブタ
歌:千綿ヒデノリ
作曲:干綿偉功
編曲:渡部チエル
作詞・作曲・歌を担当した千綿ヒデノリは「デジモン」シリーズでも担当している。歌い手こそ違うが両作品の持つ爽快感が共通しているのも納得である。第2期OP「君にこの声が届きますように」、第3期OP「見えない翼」は「獣拳戦隊ゲキレンジャー」でも熱い歌を披露した谷本貴義。挿入歌としては、ファルゴレの歌う「チチをもげ!」とベクストリームの「ベリーメロン」がオススメ!
TVアニメ「銀河鉄道999」OP
銀河鉄道999
歌:ささきいさお、杉並児童合唱団
作詞:橋本淳
作曲:平尾昌晃
編曲:青木望
雄大なささきいさお節が堪能できる名フレーズ。バックコーラスのハモリも習得しておきたいところ。作詞は作曲家すぎやまこういちの元弟子であり、平尾とのコンビでは「カナダからの手紙」、アニソンとしては「北の狼南の虎」や、これまた名盤である「ルパン3世力リオストロの城」主題歌「炎のたからもの」(本曲と聞き比べるとそこはかとなく共通点がみえる…かな?)、そして一般ではブルーライトヨコハマや「亜麻色の髪の乙女」で有名な橋本淳が、慕情たっぷりに銀河鉄道の世界の構築に成功している。
世間的にはクリスマス・イブの夜、はるかなる大銀河を思い浮かべながら、この曲を聴くのも一興ではないだろうか?
TVアニメ「金田一少年の事件簿」一期OP
CONFUSED MEMORIES
歌:円谷憂子
作詞:MARC
作曲:久保こーじ
編曲:久保こーじ
「事件の謎は俺が解く、ジッチャンの名にかけて!」でお馴染みの金田一少年、日テレ系では「体は子供、頭脳は大人」な某名探偵と並びの時間帯で放送された。シリーズディレクターに「ドラゴンボールZ」「蒼き伝説シュート!」の西尾大介、キャラデザインに聖闘士星矢の荒木伸吾というなかなかの布陣。改めて聴くと映像だけではなく、楽曲自体も結構推理モノのOPしている。タイアップ全盛の本作は、ともさかりえ、鈴木紗理奈、広末涼子とメジャータレントが参加していることでも有名だ。
TVアニメ「キン肉マン」2期OP
炎のキン肉マン
歌:串田アキラ
作詞:森雪之丞
作曲:芹澤廣明
編曲:奥慶一
原作担当の嶋田隆司が小学生時に描いた漫画を、作画担当中井義則とタッグを組みリメイクしたところ、そのまま小学生を中心に愛され一大ブームを巻き起こした。いやはや物凄いサクセスストーリーではないか。ドジで、間抜けで、いわゆる三枚目ヒーローだが、ヤル時はヤル!といった主人公を「なんだかわからんほどかっこよくしちゃえ!」とばかりに本曲がかっこよく多盛り上げることに成功している。R&Bのバンドをやりつつ「太陽戦隊サンバルカン」「宇宙刑事ギャバン」と熱いヒーローソングを歌った串田アキラが、パワー溢れるキン肉マンをあくまでもヒーローとして讃えつつ歌い上げた名曲だ。「ああ心に愛がなければ、スーパーヒーローじゃないのさ」という歌詞には、80年代に失われつつあったヒーローへの憧れに涙が出る。もちろん冒頭の「M・U・S・C・L・E・マッスル」は全員で声高らかに叫んでおきたい!
劇場アニメ「クレヨンしんちゃんヘンダーランドの大冒険」メインテーマ
SIX COLORS BOY
歌;雛形あきこ
作詞:麻倉真琴
作曲:浅倉大介
編曲:浅倉大介
今や一児の母である雛形あきこも人気絶頂時にアニソンを歌っていた。基本的にタイアップアップソングファンの間では評価が低くなりがちだが、この曲は「クレしん映画は完成度が高い!」とファンの間で評判になり始めた頃の作品(特に後半のチェイスシーンの作画&演出はその評価を不動のものとした)。リピートして観るファンは知らず知らずのうちに覚え、「なかなかイイ曲じゃん」と洗脳されてしまったハズ。「オトナ帝国」(クレしん映画ソングでは、この時の挿入歌「今日までそして明日から」も押さえておきたい、そして「青空侍」こと「戦国大合戦」とクレしん映画はどんどんボルテージが上がっていくのだが、まずは本作でちょっとダークな魔法の世界を体感してほしい
アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」OP
ゲゲゲの鬼太郎
歌:熊倉一雄
作詞:水木しげる
作曲:いずみたく
「朝は寝床でグーグーグー」でお馴染みの主題歌は、毎回リメイクごとに新バージョンが発表される定番曲。30代後半の人は初カラーとなった2期別年版の映像がまず浮かぶだろう。爆煙をあげて下駄が飛ぶアップテンポな吉幾三の3期、色調もダークで素晴らしい憂歌団の歌うブルース全開の4期、泉谷しげるがジャジーに歌い上げる5期なども捨てがたい。第2期ED「カランコロンの歌」での黒と原色を多用したコントラストの美しさも必見!
TV特撮「月光仮面」OP
月光仮面は誰でしょう
歌:近藤よし子、子鳩ぐるみ会
作詞:川内康範
作曲:小川寛興
「憎むな、殺すな、赦しましょう」白覆面にサングラス、日蓮宗の出身である川内康範が月光菩薩をモチーフに生み出した正義の味方が、初めてお茶の間に現れたのは昭年のこの日。その後もアニメ版・劇場版リメイク版・ギャグ版なども製作され、永井豪による「けっこう仮面」などのパロディ作品をも生み出す。「どこの誰かは知らないけれど、誰もがみんな知っている」というフレーズは、まさしく日本人の常識といえよう。
TVアニメ「ゲッターロボ」OP
ゲッターロボ!
歌:ささきいさお
作詞:永井豪
作曲:菊池俊輔
編曲;菊池俊輔
「若い命が真っ赤に燃えて…」変形合体ロボの元祖である「ゲッターロボ」が、自動車の玉突き事故から着想を得たというエピソードは石川賢のサービス精神からくるジョークかもしれないが、「マジンガーZ」をヒットさせた戦友・永井豪もマジンガーを「車が巨大になって渋滞を跨いでいければいいのに」というところから着想を得たと語っているのでダイナミックプロというところはホンのわずかなアイデアから世界をどんどん拡げていく才能に満ちていると思わざるを得ない。
アニメ「ケロロ軍曹」一期OP
ケロっとマーチ
歌:角田信朗、いはたじゆり
作詞:もりちよこ
作曲:沢田完
編曲:沢田完
藤子F作品をオマージュしつつ、ガンダム・アストロ球団お子様だけでなくオタクのハートもキャッチした本作。財津一郎&ゆうこりんによるデュエットで「帰ってきたケロっとマーチ」も作られた。タイトル通りベースは軍歌マーチ!歌った後には「どつかれさん!」と労をねぎらおう。
TVアニメ「剛Q超児イッキマン」OP
いくぜ!イッキマン
歌:樋浦一帆
作詞:森雪之丞
作曲:フランキーT
編曲:矢野立美
前番組で人気を博した「キン肉マン」、そして前年のタイガース優勝を受けて製作された本作は、野球と格闘技とドッヂボールを合わせたバトルボールという近未来のスポーツを舞台にした熱血作。名投手・沢村栄治の子孫である沢村一気は、ドジでおっちょこちょいだがやる時はヤル!という主人公。作詞においても「キン肉マン」で三枚目ヒーローアニソンを生み出した森雪之丞。アイドル作詞を数多く手がけ、軽妙な中にもかっこよさを取り入れた歌詞は、後に「ドラゴンボールZ」OP「CHA-LA HEAD-CHA-LA」と、アニメ版「悪魔くん」のOP等でも垣間見ることができる
TVアニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出署」五期OP
おいでよ亀有
歌:両津勘吉とこち亀うぃ~ん合唱団
作詞:ラサールル石井
作曲:樹雷俊彦
編曲:佐橋俊彦
「ジャンプ」での連載開始から20年経ってようやくTVアニメ化。本誌でも途切れることなく連載中という怪物作品(笑)。アニメのほうも8年というロングランだけにOPは7回チェンジし、なかでも本曲は実に「少年時代の両さんらしい」歌詞で、ファンにも評価が高い。作詞のラサール石井は両さんのCVも担当。毎回、敢えて台本を読まずに収録に行っていたという。
間奏部分のコントが滑りまくってるのが惜しい、という方は森雪之丞・作詞の正統派OP「葛飾ラプソディ」をどうぞ
さ行
TVアニメ「サイボーグOO9」OP
誰がために
歌:成田賢、こおろぎ'73
作詞:石ノ森章太郎
作曲:平尾昌晃
編曲:すぎやまこういち
石ノ森作品の大河SFドラマを再アニメ化した本作品は、数々の特殊能力を持つサイボーグたちのキャラクターにより焦点を当て、サンライズ制作の作画クオリティと相まって、旧作を知らないファンにもブームを巻き起こした。「ミンキーモモ」芦田豊雄によるキャラデザイン、後に「レイズナーヨボトムズ」でも重厚な人間ドラマを描いた演出の高橋良輔、そしてメイン脚本に「バルディオス」「キャシャーン」で壮大なSFを描いた酒井あきよし、と当代きっての豪華クリエイターが集結。
ゲーム「サクラ大戦」OP
激!帝國歌劇団
歌:横山智佐、帝国歌劇団
作詞:広井王子
作曲:田中公平
編曲:根岸貴幸
わずか30分で作り上げたという田中公平による絢燭豪華な和製レビュー風主題歌である本曲は、「燃え」と「萌え」を絶妙なまでに表現した浪漫溢れる奇跡の一曲。
ミュージカルでは当然振り付きで歌われるので、サビ部分の振りぐらいは習得しておきたいところである。3作目から舞台は日本を飛び出し、「サクラ3」では巴里をモチーフにミュゼットも優雅な、エレガントかつ勇壮な「御旗の下に」、そして紐育を舞台にした「サクラV」ではゴージャスなビッグバンドテイストの「地上の戦士」と展開していく。楽曲が多いシリーズだが、このメイン3曲は立て続けにどうぞ!
劇場アニメ「さらば宇宙戦艦ヤマト」ED
ヤマトより愛をこめて
歌:沢田研二
作曲:大野克夫
編曲:宮川泰
本曲は公開前になかなかアーティストが公表されず、「どうやら大物らしい」と様々な噂が飛び交っていたのだが、劇場でラストシーンにかかるジュリーの歌声を聴いたファンは感動に打ち震えた。初公開時にはこの曲と共に「ヤマトは永遠に復活しません」とテロップを出しファンの涙を誘ったが、2年後にはあっさり復活(笑)。とにかく「さらヤマ」は、いろいろな意味で、必見の作品なので確実にチェックし、この曲と共にむせび泣いてほしい!
アニメ「ジャングル大帝」OP
ジャングル大帝のテーマ
歌:三浦弘、コロムビア女声合唱団
作詞:石郷岡豪
作曲:富田勲
本編はミュージカル仕立ての構成が多かったため、手塚と交流の深いシンセサイザーの大御所・富田勲(クラッシック組曲をシンセによって表現した富田のアルバム「火の烏」ではジャケデザインを手塚が担当)がそのつど作曲していったというから凄い。本曲は混声コーラスによる雄大なアフリカをイメージさせる一曲。ソノシートばかりであったアニソンがシングルレコードとして売り出されたのも本作が初めて。スローテンポながらも力強く、まさに合唱向きの逸品。
TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」OP
残酷な天渡のテーゼ
歌:高橋洋子
作詞:及川眠子
作曲:佐藤英敏
編曲:大森俊之
TVシリーズ初の巨大ロボ物である本作のOPにコテコテのロボットソングではなくこの曲を選択したのは意外であった(後にセガサターンのゲーム内で「奇跡の戦士エヴァンゲリオン」というコテコテのロボソンも発表しているが)。細かいカットで構成されたOP映像をコマ送りで観て展開の予想をしたり、歌詞に秘められたモチーフを探してみたり……みんなして監督の意図通りハマってしまった。今思えば「この作品にはこの曲しかない」という絶妙さ!
TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」挿入歌
GOD KNOWS
歌:涼宮ハルヒ(平野綾)
作詞:畑亜貴
作曲:神前暁
編曲:神前暁
切ない決意表明である歌詞も素晴らしいが、ゴリゴリとした実にバンドらしいロックを作り上げたのが後に「もってけセーラーふく」、そして田中公平の名曲「御旗の下に」をイメージして制作したと語る「セキレイ」でも注目を浴びる神前暁。ナムコのサウンドクリエイターとして活躍した神前は、本作品の劇伴音楽、そしてハルヒが作ったとされている自主映画の主題歌「恋のミクル伝説」などを担当。ライブシーンを含め、突出した注目を浴びた本曲を含むアルバム「涼宮ハルヒの詰合」は、なんとオリコン週間シングルチャート5位、年間チャート106位を記録した。
本作のED「ハレ晴れユカイ」でのリアルなダンスも人気ではあるが、「ハルヒ」という作品に欠かせない名シーンとしても、本曲は忘れられない青春の熱い想いが詰まった名アニソンである。ぜひとも女子に熱唱してほしい一曲。
TV特撮「スケバン刑事」ED
白い炎
歌:斉藤由責
作詞:森雪之丞
作曲:玉置浩二
編曲:武部聡志
「蔭ノ羽学園2年B組・麻宮サキ、またの名をスケバン刑事!スケバンまで張ったこの麻宮サキが何の因果か落ちぶれて、今じゃマッポの手先……笑いたければ笑うがいいさ、だがな、てめえらみてぇに魂までは薄汚れちゃいねぇぜ!」白泉社「花とゆめ」編集部から「婦警さんの話を描いてみませんか」と言われたのがキッカケで生まれたという和田慎二の代表作。大河ロマンである原作漫画ももちろん人気だが、東映ヒーロー作品のスタッフが集結し斉藤由貴主演でTV連続ドラマとして蘇った本作品は完全にヒーロー番組。
劇場アニメ「ストリートファイターⅡ」主題歌
恋しさとせつなさと心強さと
歌:篠原涼子、小室哲哉
作詞:小室哲哉
作曲:小室哲哉
編曲:小室哲哉
タツノコヒーローと格闘したりまだまだ元気なストリートフアイターⅡ格闘ブームの元祖となった作品。
演出は「ルパン三世」アニメ化立案者でもある杉井ギサブロー。主題歌である本曲は、宿敵・ベガとのラストバトルに流れ、アニメ作品としては異例の202万枚のヒット!もちろん一般にもOKだ!
TVアニメ
「SLAMDUNK」一期OP
君が好きだと叫びたい
歌:BAAD
作詞:山田恭二
作曲:多々納好夫
編曲:明石昌夫
バスケに興味のなかった桜木花道が女子にそそのかされてバスケ部へ……と書くとナンバな作品のようだが、後半では勝負の駆け引き、何よりもチームプレーの楽しさ&厳しさを描いた王道スポーツ漫画。
60話までのOPである本曲は当時流行していたビーイング系ロックバンド・BAAD。(由来はBAD)一般受けの定番アニソンだ!
TVアニメ「聖闘士星矢」一期OP
ペガサス幻想
歌:MAKE-UP
作詞:竜真知子
作曲:松澤浩明、山田信夫
編曲:MAKE-UP
根強く、そして業の深いファンの多い作品だ。初代OPの本曲は、熱唱がとにかく気持ちいい痛快ソング。歌うと無閨に気分が高揚してくる。日常生活に疲れた時、滋養強壮にもどうぞ。MAKE‐UPのボーカルはNOBこと山田信夫。アニソンは聖矢だけであったが05年に「轟轟戦隊ボウケンジャー」の主題歌に抜擢され、再び熱い高音域&燃える作曲でファンを大いに喜ばせた。
そして「キン肉マン2世」OPでのズダダン!と熱いボーカルは、やはりMAKE‐UPのキーボード担当であった河野暘吾。09年にはなんと22年ぶりに再結成し1期ED「永遠ブルー」と共に新バージョンを発表してファンを喜ばせた。アニソンカラオケでは世代を超えて盛り上がる定番ソング。やはり東映系は強い。
TVアニメ「セクシーコマンドー外伝すごいよ!マサルさん」OP
ロマンス
歌:PENICILIN
作詞:HAKUE|
作曲:PENICILIN
編曲:PENICILIN
V系とのタイアップ曲にもかかわらず、ここまでマッチングしたギャグアニメOPがあっただろうか?鬼才・大地丙太郎が原作のテンションを全く損なわずアニメ化した本作のOPは、数々のアニメ作品のオマージュで彩られた名作。原作に登場する「放課後キャンパス」「夏★しちゃってるBOY」などのセクシーコマンドー技の動きや、作画崩壊の究極といった「ダバ絵」など本編の見所も多い。「クリンナップ!クリンミセス!」などヒゲ部特有の挨拶を交えながら絶唱せよ!ウォンチュー!
た行
TVアニメ「タッチ」一期OP
タッチ
歌:岩崎良美
作詞:康珍化
作曲:芹澤廣明
編曲:芹澤廣明
アニメのOPも当然女性!「タッチ」といえば女!「お願い、タッチータッチ!ここにタッチ!」本来の意味には弟から兄へバトンタッチ、の意味も込められているそうだが、そんなの知ったこっちゃありません!エロワードにしか聞こえません。さすがはキョンキョンなどのアイドル曲を数多く手がける康珍化先生、わかってらっしゃる作詞です(笑)。この時期のアニメOPは、新人歌手のプロモーションが定番だったが、監督の杉井ギザブローは猛反対し、ベテランの岩崎良美を起用。
もちろん歌唱力はお宝付き、結果的に大ヒットとなり、第2期「愛がひとりぼっち」第3期「チェッーチェッ!チェッ!」、そしてEDに至るまで合計7曲をリリース。夏の甲子園の時期にはメドレーで聴いておきたい定番アニソン
TVアニメ「鉄人28号」OP
鉄人28号
歌:西六郷少年合唱団
作詞:三木鶏郎
作曲:三木鶏郎
連載開始は56年。太平洋戦争の切り札として開発された大日本帝国陸軍の秘密兵器・鉄人28号は、車やヘリを運転し拳銃をぶっぱなす正義の少年・金田正太郎(元国鉄スワローズ金田正一投手が由来)により正義のロボとして生まれ変わる。ラジオ・実写、5回にわたるアニメ化、と未だに衰えることを知らない鉄人は、まさに時代を超えた名作。男性合唱団による本曲は、力強く勇ましいマーチとして完成されている。終わりには「グリコグリコ、グーリーコー」と提供ソングも歌うのが礼儀!
TVアニメ「鉄腕アトム」OP
鉄腕アトム
歌:上高田少年合唱団
作詞:谷川俊太郎
作曲:高井達雄
編曲;小川寛興
OP映像では、放射線状のグラデーションからアトムの顔だけが拡大していく出だしの部分にアメリカ短編アニメの影響が見られたり、後に「ジャンピング」などの短編アニメでも有名になった手塚プロお得意の背景動画がすでに使われていたりと、なかなか見所が多い。というか45年も前の作品なのにいわゆる作画の崩れたところが全くないのに驚きである。エピソード初の外注制作作品である第訓話「ミドロが沼の巻」は、藤子不二雄、つのだじろう、石ノ森章太郎…と現在では考えられないような豪華スタッフで作られたのだが、あまりにも個性が強くて手塚自身が破棄してしまい伝説の回となってしまったのも頷ける。お茶の水博士が勤務する科学省の所在地であるJR高田馬場駅と武蔵野線新座駅の発車メロディでもあるこの曲、「空をこえてラララク」の「ラララ」部分は、スヌーピーやマザーグースの翻訳でお馴染みの詩人・谷川俊太郎が作詞をする際、どうしてもあの部分の歌詞が浮かばなかったため、思い切ってそのまま「ラララ」としたらしい。まさに逆転の発想の勝利!あの「ラララ」が本曲の爽快感に一躍買っていることは言うまでもないであろう。青空の下、ぜひ合唱していただきたい「王道のアニソン」である。
TVアニメ「デビルマン」OP
デビルマンのうた
歌:十田敬三
作詞:阿久悠
作曲:三沢郷
編曲;三沢郷
OPは初期アニソン
の名匠・三沢郷によるヒーローの哀愁をたっぷり含んだ一曲。
特に間奏部分のメロディは本当に泣きのメロディになっており、そこから一転し、勇ましいマーチであるイントロへと展開していくのは何度聴いても痺れる!ところで歌詞の中で「デビルチョップはパンチカ!」という謎フレーズが出てくるが、これは企画書の「デビルチョップ=パンチカは1000㎏、人間の15倍である」という解説文を、作詞の阿久悠が参考にしたためだといわれている。なるほど(笑)。OP同様、定番中の定番といってよいメジャーED曲「今日もどこかでデビルマン」では、夕焼けの中、鉄骨に座るデビルマンを、カメラが回り込む…というカットが有名だが、筆者が印象深いのはラストカット。
TVアニメ「東京ミュウミュ」ED
恋はア・ラ・モード
歌:東京ミュウミュウ
作詞:ホンダタカノブ
作曲:ホンダタカノブ
編曲:GroovingK・T
「地球の未来にご奉仕するにゃん」ぶっ飛んだフレーズで大きいお友達を騒がせた「なかよし」連載の少女漫画。ポストセラムンを狙って作られた様々な少女アニメの中でもかなりセンシティブ15人の少女戦士はイリオモテヤマネコ、ノドジロルリインコ、スナメリ、ゴールデンライオンタマリン(サルですね)、ハイイロオオカミ、と絶滅危愼種のDNAを取り込んだ生体兵器(=ミュウミュウ)という設定。
その5人がイケメンのいるファミレスでバイトしつつ、敵とも戦う!って詰め込みすぎですよ(笑)。さらにドキドキするとネコミミが生えちゃう、とかフツーにやってました
アニメ「ドカベン」一期OP
がんばれドカベン
歌:こおろぎ'73
作詞:水島新司・保冨康午
作曲:菊池俊輔
編曲:菊池俊輔
アンダースローから繰り出される七色の変化球、常勝・明訓高校のエース「小さな巨人」こと里中智(名前の由来は漫画家・里中満智子から)。男臭い水島キャラの中、細身で美形の里中は連載当時から女性ファンが数多く、誕生日がバレンタインと近いこともあって一時は500コ以上のチョコが水島先生の所へ届いたとか(笑)。アニメでは神谷明が声優を担当し、当時としては珍しくキャラソンもある。どっしりとした応援歌であるOPの作曲は名匠・菊池俊輔!
ゲーム「ときめきメモリアル2」OP
勇気の神様
歌:野田順子
作詞:竹広将史
作曲:メタルユーキ
編曲:岩崎元是
大ブームとなった「ときメモ」に、音声合成により名前を呼んでくれる新システムを搭載した続編が本作品。メインヒロインのCVには明るく元気なイメージがぴったりな野田順子が抜擢。前作に引き続き、メタルユーキの作曲にのせて歌手としてもデビューを果たした。最初からプレイヤーに惚れているという設定の光が、勇気を出して告白するというシチュエーションの歌詞…甘く切ない王道のラブソングを元気に歌い上げた、朝の目覚めに聴きたい一曲!
TVアニメ「ど根性ガエル」OP
ど根性ガエル
歌:石川進、荒川少年少女合唱隊
作詞:東京ムービー企画部
作曲:広瀬健次郎
編曲:広瀬健次郎
アニメター芝山努の出世作といえば本作品で間違いないだろう。「ルパン三世パイロットフィルム」においてキャラデザインを担当し、ルパンのガニマタ歩きを確立させた芝山は、宮崎駿と同い年(旧東映動画でも同期)であり、「ドラえもん劇場版」の監督を務めた近年でもライバル意識があると語る。さてAプロダクション(現在のシンエイ動画)にて制作された本作は、日本各地での度重なる再放送によって幅広い年齢層に人気を博した下町人情ギャグアニメの傑作だ
TVアニメ
「ドラゴンボールZ」一期OP
CHA-LA HEAD-CHA-LA
歌:影山ヒロノブ
作曲:清岡千穂
編曲:山本健司
爆裂魔光砲により世界の各地区をくじ引きで一個消滅させるという物騒なピッコロ。コミカル描写も多かった本作に悪の権化としてピッコロが登場して以降、シリアスなバトルマンガとして定着したのは衆知の通り。影山ヒロノブのシャウトも素晴らしい。本曲は間違いなく世代を超えて盛り上がる定番ナンバーである。
TVアニメ「ドラゴンボール」一期OP
魔訶不思議アドンベチャー
歌:高橋洋樹
作詞:森由里子
作曲:池毅
編曲:田中公平
池毅作曲、そして編曲には盛り上がるアニソンを作らせたら他の追随を許さない田中公平。中国テイストの音を活かしつつ、スピーディで浮遊感のあるメロディラインのキレの良さは、まさに原作マンガの世界観を音楽で表現した名OPである。コミカルな中にも熱い魂を秘めたボーカルは「超星艦隊セイザーX」でも〃冒険する少年〃のハートを歌い上げた高橋洋樹。その後もシリーズが進むに従ってOPも変更されていったが、未だ本曲に敵うOPはないと断言する!「つかもうぜっ!」
な行
TVアニメ「NARUTO~疾風伝~」三期OP
ブルーバード
歌:いきものがかり
作詞:水野良樹
鶏作曲:水野良樹
編曲:江口亮弦
編曲:クラッシャー木村
若者を中心に圧倒的支持を受け「泣き笑いせつなポップ3人組」と称されるグループ、いきものがかりによる本曲はアニメ放映直後に着うたで配信され大ヒット。CDでの売上も初のTOP3入りを果たし、103話からは第5期OPとして、同じくいきものがかりによる新曲「ホタルノヒカリ」が使用された。本曲のどこか懐かしい音色と、年々ハイクオリティになっていくスタジオぴえろの作画パワーが実にマッチしており、サビ部分でアスマ、シカマル、コテッなどが乱れ飛ぶ戦闘シーンはファンならずとも胸躍る名OP。
は行
TVアニメ
「ハイスクール!寄面組」一期OP
うしろゆびさされ組
歌:うしろゆびさされ組
作詞:秋元康
作曲:後藤次利
編曲:佐藤準
「一応高校」を舞台に繰り広げられる個性派5人組と、なぜか温かく見守るヒロイン2人のドタバタコメディ。同じくフジテレビ系列で人気を博していた「おニャン子クラブ」の高井麻巳子&岩井由紀子によるユニット「うしろゆびさされ隊」が一期OPを担当。主人公と同じ振り付けで歌い、踊るOP映像は80年代を代表するアニメOPの手法といえよう。当然だが女子2人組で歌うと盛り上がる一曲!
アニメ「鋼の錬金術師」一期OP
メリッサ
歌:ポルノグラフィティ
作詞:新藤晴一
作曲:ak,homma
編曲:ak,homma、ポルノグラフィティ
2003年の作品ということでOP・EDともにソニーミュージックエンターテイメントの所属アーティストによるタイアップ曲であるが、「シャーマンキング」でもテンポの良いOP映像を生み出した水島精二によるハイクオリティな映像とマッチし、アニメファン以外の支持もあってTV放送期間中ほほオリコンにチャートインする大ヒットになる。一般の方にもメジャーであるので、男性チームによるハモリを練習し、アニカラオフ用としても、対一般人カラオケ曲としても押さえておくといいだろう。
TVアニメ「ハヤテのごとく!」一期OP
ハヤテのごとく!
歌:KOTOKO
作詞:KOTOKO
作曲:高瀬一矢
編曲:高瀬一矢
「サンデー」連載の執事ラブコメがパロディ満載でアニメ化。OPはこの時代には珍しくタイトルと曲名が同じという往年のアニソンスタイルで、歌詞の中にも「ハヤテのごとく」とちゃんと入っているのが好印象だ。なんでもKOTOKO自身、このスタイルの楽曲を作ることが憧れだったんだそうな。「おねがい☆ティーチャー」の主題歌で、初のアニメ主題歌を担当後、アニソン界にはなくてはならない存在になったKOTOKO。今回の曲では「身から出た錆」や「嘘から出た実」などのことわざを巧みに歌詞に取り入れ、実に楽しそうに遊んでいる
TV人形劇「ひょっこりひょうたん島」OP
ひょっこりひょうたん島
歌:前川陽子とヤング・フレッシュ
作詞:井上ひさし、山元護久
作曲:宇野誠一郎
編曲:宇野誠一郎
NHK人形劇の国民的ヒット作を生み出したのは「ムーミン」「忍者ハットリくん」「ひみつのアッコちゃん」の作詞家でもあり、「吉里吉里人」で星雲賞受賞歴もある作家丼上ひさし・井上の作詞に「悟空の大冒険」などで親しみやすいアニソンを作り続けた宇野誠一郎が作曲、合いの手も楽しい本曲を「キューティーハニー」「リボンの騎士」「魔女っこメグちゃん」などでセクシーな歌声を披露した前川陽子がノリノリで歌っている。モーニング娘。もカバーした黎明期の名曲、伸びやかに歌い上げよう。すっすめ~
TVアニメ「BLEACH」五期OP
RoIIingStar
歌:YUi
作詞:YUI
作曲:YUI
編曲:northa十
OPだけでも11曲、EDは21曲という膨大な曲数を誇るので一曲に絞るのは難しい。98~120話に流れた第5期OPである本曲は、映像の構成力、楽曲共に完成度が高い。日常の中に潜む闇、黒崎一護たちの戦いをセンス良くまとめたPVもいい。楽曲は映画「タイヨウのうた」で俳優としても活躍したシンガーソングライター・YUI。
TVアニメ「ブロゴルファー猿」OP
夢を勝ち上ろう
歌:水木一郎
作詞:藤子不二雄
作曲:小林亜星
編曲:筒井広志
少年誌初のゴルフ漫画である本作は「ドラえもん」「怪物くん」「オバQ」などの藤子作品に馴染んだ子供にとって、かなり違和感のある作品であった。「魔太郎が来る!」の藤子A作品であるため、べたの多いダークな作画の印象が強いが、アニメ化の際にそのダークな印象が(良い意味で)なくなったのは水木一郎アニキの歌うこの曲による部分も多いだろう。
黒雲が空を覆い、荒波逆巻く岩場に立ち、「ワイは猿や!プロゴルファー猿や!」と叫ぶ猿谷猿丸(設定では中学生だが学校には行ってないのか?)。その後メインタイトルと共にイントロが始まるとシーンのトーンは一転し、必殺技のひとつである「旗包み」でホールインワンを決めるまで、背景動画を駆使し見事に描いていて爽快である。
TVアニメ「ベルサイユのばら」OP
薔薇は美しく散る
歌:鈴木宏子
作詞山上路夫
作曲: 馬飼野康二
編曲: 馬飼野康二
馬飼野康一作曲による壮大な運命を感じさせる楽曲もたまらない。特にサビ後のストリングスは、数あるアニソンの中でも最上の切なさと美しさを兼ね備えた旋律で痒れてしまう。
「私はバラのさだめに生まれた、華やかに激しく生きろと生まれた」という歌詞はまさに池田自身に向けているかのようだ。最近では「最近は劇画家というより、声楽家としての私を知っているという方のほうが多いんじゃないかしら?」と、言ってのける池田先生。いえいえ、そんなことないですってば!「ベルばら」は永遠。
TVアニメ「北斗の拳」一期OP
愛をとりもどせ!
歌:クリスタルキング
作詞:中村公晴
作曲:山下三智夫
編曲:山下三智夫、飛澤宏元
世紀末を舞台に繰り広げられる漢たちの熱い物語のテーマソングに、「大都会」などで一般にも認知度の高いクリスタルキングを起用している。カラオケボックスがまだ存在しない時代からスナックなどで歌われていた定番曲。世界観を崩さすに正攻法でアニソンに挑んだことが名曲たる所以であろう。
TVアニメ「ポケットモンスター」一期OP
めざせポケモンマスター
歌:松本梨香
作詞:戸田昭吾
作曲:たなかひろかず
編曲:渡部チェル、藤沢秀樹
国民的ゲームとして浸透したポケモンのTV版は湯山邦彦&首藤剛志という「ミンキーモモ」コンビによってサトシとピカチュウの絆を中心にロングランシリーズとなり、現在も毎年劇場版が公開中。長寿シリーズだけに曲数も多く、初期151匹を自然と暗記できる「ポケモンいえるかな?」や本曲と同じく松本梨香によるスピード感溢れる「OK」「ライバル」そして第2シリーズ「アドバンスジェネレーション」の「チャレンジャー!」「スパート!」など、いずれも世界観と親和性が高く、一般曲としてもハイクオリティだ。初代の本曲はポケモンや仲間との友情をパワフルに歌いきった素晴らしいナンバー。カッコイイだけでなくオーキド博士のコミカルなセリフなども挿入され、実にアニソンとして完成されている。サトシ役の声優でもあり、その後アニソン界の流れを大きく変えたグループメンバーでもある松本梨香の原点としてソウルフルなボーカルを楽しんでいただきたい。
ま行
TVアニメ「まじかる☆タルる~卜くん」OP
オレ、タルるー卜
歌:TARAKO
作詞:江川達也・佐藤大
作曲:タケカワユキヒデ
編曲:山本健司
魔法陣から現れた自称〃大魔法使い〃のタルるー卜と、スケベで運動&勉強共にダメダメな小学生、江戸城本丸が繰り広げるコメディ作。「ドラえもん」や「オバQ」などをモチーフにしつつ、(「ドラえもん」に対するアンチテーゼとして本丸は「魔法」に頼らず努力する場面が多い)青年誌出身の江川達也が少年誌でギリギリなエロシーンを描きまくった。とにかくヒロインの河合伊代菜ちゃんの水着シーンなどエロい。アニメ版OPにもそのエロさは少しだけ垣間見えるので注目したい。
タルるー卜の声を担当したのはシンガーソングライターでもあるTARAKO。本曲は彼女の優しいボーカルとゴダイゴのタケカワユキヒデによるポップな作曲により、タルるー卜のキャラクターの可愛らしさが全面に出た一曲である。タイアップ曲が増え始めた90年に、主人公の独特な台詞回しをそのまま歌詞にしたのは大正解。
TVアニメ
「マッハGOGOGO」OP
マッハGOGOGO
歌:ボーカル・ショップ
作詞: 吉田竜夫 補:伊藤アキラ
作曲:越部信義
編曲:越部信義
「風も震えるヘアピンカーブ」と、Aメロを口ずさんだら止まらなくなるアニソンといえばコレ!ハリウッド実写版を含めリメイクの多い本作品、ハリウッド版でもコレが聴けるとは思わなかった。吉田竜夫の描くちょっとバタ臭いキャラ、そして流線型も美しく、数々の装備を内に秘めたマッハ号の魅力満載な初代OP映像は実に美しい。全編スウィングする本曲、間奏の雄大なオーケストラに、象の鳴き声やオートジャッキの音マネも押さえておきたい。
TVアニメ
「魔法先生ネギま!」一期OP
ハッピー☆マリテアル
歌:麻帆良学園中等部2画A
作詞:うらん
作曲:大川茂伸
編曲:大久保薫
「ハーレムアニメもここまで来たか!」と誰もが思ったクラスほぼ全員が主人公に惚れている女の子!31人のキャラがグループ化され、物語が散漫にならずしっかりと印象に残るのはさすが赤松原作。アニメ化の際には本曲を月替わりで5~6人のグループが歌い、最終回は全員が熱唱。
この曲をランクインさせようと活発な活動が行われ、見事3位にチャートインを果たした。作曲の大川茂伸は堀江由衣のオリジナル曲でもポップなメロディを提供!
TVアニメ「ママレードボーイ」OP
笑顔に会いたい
歌:濱田理恵
作詞:柚木美祐
作曲:濱田理恵
編曲:濱田理恵
お馴染みの本曲は「おジャ魔女どれみドッカーン!」でも活躍した濱田理恵が作曲編曲&歌手を担当。甘酸っぱいラブでコメな雰囲気を的確に表現した素敵田。間奏部分では思い切り「遊~っ!」と叫ぼう!
TVアニメ「マジンガーZ」
Zのテーマ
歌:水木一郎
作詞: 小池一雄
作曲: 渡辺宙明
編曲:渡辺宙明
石丸博也の当たり役といえばジャッキー・チェンの吹替と並んで「マジンガーZ」の兜甲児が挙げられる。王道ロボット物の力強いOPも素晴らしいが、ウエスタンをベースにした本曲も「戦うために生まれた鉄の巨人」の哀愁が漂う名ED。小池一雄の作詞。ED映像ではマジンガーの透視図面が映し出され、子供心にも「マジンガーは本当にあるかも」と期待を抱かせた。
TVアニメ「マジンガーZ」OP
マジンガーZ
歌:水木一郎
作詞:東文彦
作曲:渡辺宙明
編曲:渡辺宙明
歌詞の中に敵の名前すら出さず、徹底して歌えている主題歌も素晴らしいが、発進シークエンスにかかる「Zのテーマ」や、スクランダークロスの際にかかる「空飛ぶマジンガーZ」も効果的に使われていて記憶に残る。またEDである「ぼくらのマジンガーZ」における透視図などが当時かなり斬新な描写であったので、この時代に幼少期を過ごしたファンはマジンガーZの物語や細部は覚えていなくとも歌だけはどれも完壁に歌えるハズだ。そして帝王・水木アニキの「Z」の雄叫びは当時の子供たちに「問答無用で強くてカッコイイ!」というソウルを叩き込んだに違いない。
TVアニメ
「みどりのマキバオー」OP
走れマキバオー
歌:F、MAP
作詞:池田謙吉(替え歌・大田一水)
作曲:池田謙吉
編曲:石川鷹彦
ギャグ漫画のテイストで描かれたキャラや世界観なのに続けて観ると問答無用で燃えてしまう傑作ダービーアニメ!原作と違いチュウ兵衛が死なない、ラストが違う、などあるが、ピエロ作画による迫力のレースシーンは必見。OPはソルティーシュガーの「走れコウタロー」のカバー。サビ部分以外でも美濃部都知事が青島都知事に替わっている。合いの手「ホッ!ホッ!」の部分、裸のオッサンがフレームインするのを男性2人でコピーすると尊敬されるであろう。
TVアニメ「ムーミン」OP
ねぇムーミン
歌:藤田淑子
作詞:井上ひさし
作曲:宇野誠一
「カルピスまんが劇場」第2作として登場したのが本作品。ちなみに第1作は「どろろと百鬼丸」(笑)。Aプロ制作の本作品と72年放映の虫プロ制作の「ムーミン」があるが、どちらも声を担当したのは岸田今日子。個性派女優として活躍していた岸田がムーミンの仕事を請けたのは娘に自分の仕事を理解してほしかったという理由からだそうな。OPは宇野誠一郎による詩情豊かな落ち着いた一曲。熱唱で疲れたアニカラで、クールダウンとして子守歌のような本曲を選ぶのもイイだろう。
アニメ「名探偵コナン」一期OP
胸がドキドキ
歌:ザ・ハイロウズ
偏可:甲本ヒロ卜、頁島昌利
作曲:甲本ヒロ卜、真島昌利
編曲:ザ・ハイロウズ
「たったひとつの真実見抜く、見た目は子供、頭脳は大人、その名は名探偵コナン!「少年サンデー」連載、ミステリーブームの先駆けとなった本作品。90年代の作品らしく、ほほワンクールごとにOP&EDが変わりタイアップとしての歌が多いが、ハイロウズの歌う本曲は完成度が高い。
「名探偵コナンのテーマ」といえるのは次回予告などで使われている「太陽にほえろ!」や「傷だらけの天使でお馴染み、大野克夫作曲のインスト曲であろう。
ら行
TVアニメ「らき☆すた」OP
もってけ!セーラーふく
歌:平野綾、加藤英美里、福原香織、遠藤綾
作詞:畑亜貴
作曲: 神前暁
編曲: 神前暁
OP後半の映像でこなたたちがチアリーディングするシーンは、最終回にて学園祭でのシーンだと判明し、そこでOP曲のフルコーラスバージョンが披露されるなど、ファンが欲しい物を確実に、そして期待通りのクオリティで発表していくスタッフの遊び心満載のシカケも実に計算されている。
前半部分の背景は舞台となった埼玉県・鷺宮町。聖地巡礼と称してファンが現地まで見学に行くという新たなファン活動を生み、鷺宮町も町おこしの一還として様々な協力をするなど、今までとは違う広がりをみせたのもこのOPがあればこそ。まさに田世紀を代表する名アニソンであると断言しよう!
アニメ「ラブひな」OP
サクラサク
歌:林原めぐみ
作詞:岡崎律子
作曲:岡崎律子
編曲:十川知司
女子ばかりの下宿という羨ましすぎる環境で様々な騒動を起こす「ハーレムアニメ」の代表作。様々なタイプな女子が登場し、好余曲折ありましたが優柔不断だった景太郎は東大の助教授になり最後は成瀬川とめでたく結婚しました。まさに赤松ファンタジー(笑)。OPである本曲はなんとオリコン初登場で7位、発売2週間で20万枚を記録。林原めぐみ&岡崎律子によるアップテンポで春のワクワク感と幸せに溢れた可愛らしい一曲。女の子はオタ友人の結婚式などでお祝いに歌うのもオススメ!
TVアニメ「ルパン三世」二期OP
ルパン三世のテーマ
歌:ビートマック・ジュニア
作詞:干家和也
作曲:大野雄二
編曲:大野雄二
「男には自分の世界がある」お馴染み、大野雄二による名インストに歌詞をつけ、ピートマック・ジュニアが歌い上げた本曲。第1シーズンとは多少設定を変えて5年ぶりの登場となるいわゆる「赤ジャケルパン」は、大人向けであった前作より明るくコミカルに描かれ、インベーダーやハツ墓村など時事ネタも交えてヒットを記録。宮崎駿演出による「死の翼アルバトロス」と最終話「さらば愛しきルパンよ」は今なお評価が高い。
TVアニメ「ルパン三世(旧)」一期OP
ルパン三世その1
歌:チャーリー・コーセイ
作詞:東京ムービー企画部
作曲:山下毅雄
歌はよく知っているが本人は謎という人物に、「足元に絡みつく、赤い波を蹴って」と誰もが知ってる第1期「ルパン」のOP&EDと主題歌3以外の全ての男性パートを歌ったチャーリー・コーセイが挙げられる。
アメリカ人と中国人のハーフである徐光星はルパンの音響監督田代敦巳に誘われてボーカルを担当。当時のスタッフの勘違いからテロップに「チャーリー・コーセイ」(チャーリーは英語名。どちらも名字)と書かれてしまったが、曲の知名度が上がってしまったため「もうこれでいいや!」となったらしい。第1期「ルパン」のあまりにも大人びたムードは彼のボーカルと番組タイトル曲の名匠・山下毅雄(「タイムショック」「パネルクイズ」「アタック25」の作曲によるところが大きいだろう。ルパンだけが突出してメジャーであるが「荒野の少年イサム」でもチャーリー・チエイ名義で独特なボーカルを堪能することができる。ぜひ併せて聴いていただきたい。
TV特撮「レインボーマン」挿入歌
死ね死ね団のテーマ
歌:キャッツアイズとヤング・フレッシュ
作詞:川内康範
作曲:北原じゅん
オキシジエンデストロイヤーでゴジラを葬った平田昭彦が、戦時中に家族を殺され日本人に深い恨みを持つ謎の外国人として悪役・ミスターK(Kは原作者の川内康範のイニシャルから)を演じた本作。標的が「日本人だけ」という本曲は、数ある悪役ソングの中でも異彩を放つ。
16ビートのファンクにのせて、アフリカ楽器・クィーカを大胆に使ったこの挿入歌、100回以上「死ね!死ね!死ね!」と繰り返されるフレーズは子供たちにとって強烈すぎるアナーキーな一曲。
わ行
TVアニメ「ONEPIECE」一期OP
ウィーア
歌:きただにひろし
作詞:藤林聖子
作曲:田中公平編曲:根岸貴幸
現在放映中の東映アニメの中では最も長い作品だけにOPも9回チェンジしている。やはりオススメは279話~283話に流れた「ウィーアー!7人の麦わら海賊団篇」だ。ルフィ・ナミ・サンジ・ソロたち全員でパートごとに合唱するスタイルのこのバージョンはルフィ役・田中真弓の力強いボーカルが楽しめる。7人揃ったらぜひカラオケでパートごとに歌ってみてほしい。
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