1. 健康のためのカラオケ利用カラオケと健康というのは、見た目にはなかなか漠然として結びつかないかもしれません。

逆に不健康なものとか、単なる趣味道楽だと思っている人もいるのではないでしょうか。

カラオケと聞くと、「カラオケボックスに集まる若者」や「スナック」といった印象が強くて、健全ではないと感じる人もいるでしょう。
しかし、ちょっとしたコツさえ押さえておけば、カラオケは健康法として非常に有益なのです。


カラオケ健康法

病気の原因を探ってみますと、大きく分けて2つの要素があります。

一つは生理的なもの。肉体そのものの機能が弱まったり、バランスを崩すために起こる病気があります。動脈硬化など、老化によって起こる病気が挙げられます。

カラオケの第一の効果は、この生理的な原因を取り除くことです。通常は薬を使ったり、手術をしたりするわけですが、カラオケによって体を鍛えることができるわけです。
一種のスポーツのような効果を期待できるといっていいでしょう。

病気の原因の第二は、精神的なものです。とくに、ストレスが原因で起こる病気も少なくありません。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍などが有名ですが、神経性胃炎、円形脱毛症など、深刻に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

特にカラオケで歌うことはストレス発散にもなり自律神経失調症には効果的という話を聞いたことがあります。自律神経の乱れを治すことで健康に近づきます。

下痢が続く「過敏性大腸症候群」というような病気もあります。更年期障害や自律神経失調症、高血圧やクモ膜下出血、心筋梗塞などもそうです。頭痛、不眠症、腰痛、うつ病、インポテンツ、拒食症もそうです。

現代人はとくにストレスの多い環境のなかで生きています。仕事上の緊張も激しいでしょう。対人関係、家庭内の問題もストレスの原因となります。さらに、通動途中の満員電車、コンクリートばかりの都会の風景も心を休ませてくれません。

カラオケには、精神のバランスを整える多角的な沢山のよい効果もあります。適度に緊張させたり、リラックスさせたりして、 ストレスをどんどん解消させてくれるわけです。こうして私たちを健康にしてくれます。
2.どんな症状に効果があるのか

①風邪・自律神経失調症…緊張とリラックスの適度の繰り返しが神経を次第に整える

②ストレス解消…歌は副交感神経を刺激し緊張を解き放つ効果があり、現代社会には必要です。

③不眠症…ストレスと同様に心身のリフレッシュと適度の疲れによって眠りを誘います。10曲歌うと1km走るぐらいの運動量があるってご存知でしたか?意外と消費量が多いので夜はぐっすりと寝れるので現代人に多い悩みのひとつである「不眠症」対策にも効果的です。

④胃潰瘍…感情を込めて歌ってこそストレスがより発散されます。

⑤腰痛・過敏性大腸炎…腹式呼吸により、自然と腹筋が鍛えられるので、内臓もより強くなります。

⑥高血圧…歌うことの解放感によっておのずと血圧も安定してきます。しかしタバコの吸い過ぎには注意。

⑦頭痛・心臓病…大きく酸素を取り入れたりして血液の循環もよくなり、血管がやわらかくなります。

⑧精力減退・不感症…意外ですが、イメージの力によって性腺が刺激され若返ります。

⑨更年期障害…感情を働かせば脳下垂体が刺激される。

⑩老化・ボケ防止…感性を刺激し若返りガイドボーカルも分泌される。酸素を取り込んで脳も活性化します。→ガイドボーカルの詳しい説明

⑪疲労回復…新陳代謝が盛んになり疲労素が流される。

これらのことが一例ですが、カラオケで歌うことによって損をすることはひとつもありません。すべて効果があれば薬なんていらないのですが、得することがほとんどなので、老若男女どんどん生活の一部として取り入れていきたいですね。



ちょっとお酒も入って血行がよくなったところで、ここぞとばかりに大声で歌いまくる。これこそカラオケの醍醐味です。そしてこれは見方を変えると、とても有効な健康法であるとも言えるのです。

歌うことによって、まず呼吸器の運動が活発になります。酸素をたくさん取り込まないと、大声を張り上げることができないからです。そしてこの酸素が肺から血液によって体じゅうに運ばれます。すると手や足の先、脳のすみずみにわたるまで、全身に酸素が供給され、末端の細胞の動きも活発になるのです。 またカラオケは、肉体だけでなく精神面での効果が絶大です。

音楽療法というものをご存じでしょうか。これはおもに精神病や知的障害をもつ患者に対し、心地よい音楽をプログラムに沿って聴かせることで、病状を緩和させ、精神状態を安らかにするものです。これを積極的に取り入れている病院や老人ホーム、ホスピスも増えてきました。

音楽療法士のもとでおこなわれる治療の体系では、使用される音楽はほとんどがクラシックで、さまざまな精神状態について、それぞれに処方となる曲が定着しています。しかし専門家によれば、クラシックに限らず、ロック・演歌・歌謡曲でも音楽療法は成り立つということです。つまりこの理論をカラオケに応用することができるのです。

1つにこういう見方ができます。精神治療学の観点から見ると、クラシックの愛好家には、いわゆる真面目で神経質な人が多いとか。繊細な心の持ち主で、つねに不安に追いまくられているタイプのクラシックファンが、たとえばカラオケで演歌のレパートリーを1曲持つだけで、その堅く鋭い精神を柔軟な方向へ自然に変えていくことも可能だそうです。あるいは、少々激しいビートのもの、ロックを選んでみましょう。

会社で嫌なことがあってムシャクシャしたときなど、みずからすすんで歌えば、効果てきめんだとか。ムシャクシャして胸のあたりがどうも苦しかったのに、歌い終わったら意外にスッキリしているはずです。これはエネルギーの発散と、大声で歌うことの運動によってイライラが解消されたのです。

イライラ解消のためには、ゆったりとした姿勢で歌ったり、テンポの遅い歌を選んだりするのは適さないようです。激しい運動をともなう歌唱と、それを大音量で鳴らせる装置が大切な要素なのだそうです。 そのうえ、カラオケでは周囲に仲間がいます。曲間の拍手や合いの手、掛け声などにより、彼らが歌う人の気分を盛りたててくれると、「周りも自分の歌をちゃんと聴いてくれているな」という安心感、自分が仲間にきちんと認められているという満足感がわきますし、「自分の歌が周りの人をよい気分にさせているな」という自己陶酔にも浸れます。

精神状態が不安定なときは、自分に自信がなくなったりもするものです。しかし仲間と一緒カラオケをすれば、あらためて自分の存在の意義が実感でき、自信もみなぎってくるのです。最近の流行だからというだけでなく、カラオケに右のような効用があるからこそ、人は知らず知らずのうちに、カラオケに足を向けるようになったのです。カラオケは日本が生んだ、優れた健康器具だともいえそうです。


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