カラオケ初心者に知ってほしい部屋の内装や設備を紹介
カラオケボックスの内装
たいていは土足で入れますが、なかには「土足厳禁」で靴を脱いであがるところや、床がジュウタン敷きなのでスリッパにはきかえるところもあります。

入ったらまずソファに腰をおろします。ごくごく普通の革張りです。もちろん合皮が多いでしょうが。ソファは部屋の壁面に沿って置かれています。もともと部屋は狭いので、テーブルをはさんでソファが2つ並べば、部屋の幅はもういっぱいです。

部屋を案内される際、店員がリモコンを持ってきます。リモコンは、客が入ったときに渡し、客が帰るときに受付に戻します。そうしないと、勝手に客がリモコンで曲をリクエストしてしまう危険性があるからです。

壁に目をやると、通信カラオケのリクエスト・チャートが「ロック・ポップス」「演歌」と部門別に貼りだされています。この表にはリクエスト番号が載っていて、流行している曲の番号を曲目リストでいちいち調べずにリクエストすることができます。 電灯のスイッチがあります。これは明るさが調節できる可変式で、ツマミを動かせば好みの明るさにできます。薄暗くしてムードを出したり、パッと明るい雰囲気を出したりとこまめに操作するとなかなか本格的になります。→通信カラオケの詳しい説明

順番に照明係を決めておいて、曲の途中で気を利かせながら照明をいじっていくというのはどうでしょう。カラオケに臨場感と連帯感が生まれてきますね。

エアコンもあります。部屋は密室ですから温度調節はままならず、これがないとカラオケは楽しめません。しかし部屋に入った瞬間は「冷房がちょっと効きすぎかな」と思うことがあります。これは、その前に入っていた客がどれほど盛り上がったかを物語っています。歌を歌うとかなりのエネルギーを消耗するので、汗もよくかきます。時間がたつにしたがって部屋が暑く感じられるので、最初はちょっと肌寒いと思ってエアコンの設定温度を高めにしますが、そのうちまた冷房をきつくしていきます。室内の温度調節はこまめにしたほうがよいでしょう。

換気扇や空気清浄機がついているのもうなずけます。密室でタバコの煙などがこもると、歌うときに大量の空気を吸ったり吐いたりする人にとって、息苦しくなったり、あるいはノドを傷めたりする恐れがあります。客商売としては当たり前の処置です。

非常ベルと配電用ブレーカー、これも当たり前。スピーカーは、ドアから向かって正面に設置されることもありますが、サラウンド効果を考慮して、入り口側の天井に設置される場合もあります。 壁にあるのは受付(フロント)とつながる電話、インターホンです。カラオケの最中でも話ができるように、通常のインターホンや電話よりも音量を大きめに設定してあります。

天井にミラーボールのついた部屋もあります。ご存じのとおり、ミラーボールは回転しているところに光を当てると、反射光が部屋じゅうに散りばめられたようになって、とても美しいです。ですから、ミラーボールのある部屋は、それとセットに、光を当てるライトがついています。スローバラードのときに回転させてみてはいかがでしょうか。

壁を1枚へだてると、もう隣の部屋ですので、大音量を発するカラオケボックスでは、防音対策は欠かせません。しかし「ボックスでカラオケが鳴っているのは当たり前」という客の感覚もあり、水を打ったようにシーンとするような、完壁な遮音は施されていません。自分たちの部屋でカラオケの音が鳴っていないときは、隣やその他の部屋のカラオケの音が多少聞こえてきます。 壁には季節の食事メニューが掲示されています。このときは冬の初めで、おでんの告知でした。

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