1.カラオケ店員とアルバイトの重要性
カラオケ店員とアルバイトの重要性
接客サービスは、 カラオケボックスが他店と差別化を図ることができるポイントの1つです。マニュアル整備して、基本的な接客マナー、言葉使いやサービスについてきちんと教育を行います。

人材の育成で他店と差別化
従業員教育の徹底により顧客満足を創造します。 経営の目標と方針を明確にし、 従業員に徹底を図ることが基本です。→カラオケ経営で売り上げが落ちている原因と客層ごとの対策

パート、アルバイトは接客に向いた明るい人を採用する
カラオケボックスの従業員に求められる接客サービスの主要な要素は、明るく親切な対応です。

①接客能力は、 本人の先天的な能力によって少なからず差があります。採用の時点で接客向きの明るく素直な人材を採用すべきです。
②アルバイトの採用は、できるだけお店の対象顧客と同じ属性 (年代、性別など) の人を選びます。 これにより、働ける時間とお客様の繁閑の波を合わせることが容易になります。
③ アルバイトやパート社員もお客様の一員です。友人等を紹介すると特典のある制度を設けるなどによって、お客様の輪を広げます。

正社員には中長期のビジョンを示し動機づけを
店長クラスの人材は、正社員を採用することになりますが、単なるカラオケボックスの店長ということでは、将来性や待遇面などに対する不安があり優秀な人材を求めることは困難です。

①多店舗化や他の業種・業態との多角経営を前提とした幹部候補として、人材を育成します。
②企業の長期的なビジョンを明確にし、 共同経営者あるいはのれん分け等を視野に入れながら適切な能力を持った人材を採用します。
③動機づけのために、 通常業務以外に研修の機会を与えます。

業務マニュアルとチェックシートの連動でパート、 アルバイトを戦力化
カラオケボックスの従業員はパート、アルバイトが中心です。基本的な教育に加え、業務マニュアルとチェックシートを連動させることにより短期間で一定の教育レベルまで引き上げます。

基本の徹底
カウンターでアルバイトが雑談をしているようなことの無いよう、採用時の教育に加え、毎日の入店時に引き継ぎやシーズン・曜日・実施中のイベントなどに合った接客のポイントを徹底します。

①業務に合わせて基本的な接客用語を標準化し、教育を徹底します。いらっしゃいませ。ありがとうございました。またどうぞお越しくださいませ、等。
②「笑顔」の接客。
③ みだしなみを整える。ユニフォームの着用。

2.カラオケボックスの業務フローとマニュアルの作成
業務フローに沿って、 それぞれの部分で必要な作業と接客用語をリスト
アップし、 マニュアルを作成します。

①接客用語は、 自店の対象顧客の感性に合うような表現や内容を工夫する必要があります。
②お客様とのコミュニケーションづくりのため、決められた接客用語以外に接客の過程でお客様に気さくに声をかけることも必要です。
③ アルバイト、パート社員に対しては、採用時にマニュアルで教育し、ロールプレイ (役割演技) を何度も繰り返して徹底します。
④定期的に教育の機会を設け、接客レベルを一定の水準に維持します。

チェックシートの作成と活用
マニュアルで教育したことが正確に行われているかどうか確認するため、チェックシートを活用します。

① 業務マニュアルにはチェックすべきポイントを説明しておき、その内容に合ったチェックリストに実際にチェックさせるようにします。
②定められた時間毎に、アルバイト・パートの人がチェックシートを記入し、店長の確認を受けます。

躍日別 ・時問帯別のきめ細かい要員配置
接客サービスのために充分な要員が揃っていることが必要ですが、人を増やすことはコストアップにつながります。接客サービスと経営効率を両立させる取り組みが必要です。
①曜日別、 時間帯別の入店客数を調査し、客数が多い時間帯は要員も多く、客数が少ない時間帯は要員も少なくというきめの細かい従業員管理を行います。
②曜日別・時間帯別の客数を記録します (POSデータ等の活用)。
③客数の増減をグラフ等で分析し、要員数を時間帯別に設定します。
④ロードサイド店のピーク時は駐車場整理の要員が必要になるケースがあります。警備会社等に委託することも検討します。


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